金盞香

Le Rentier  

2010年11月17日 15:33

七十二候  末候  第五十七候

金盞香(きんせんこうばし)冬の気配さらに強くなり
水仙(すいせん)の花も咲き出す時季。



七十二候(しちじゅうにこう)とは  
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。



神秘・うぬぼれ・我欲・利己主義・自己愛・エゴイズム。

Narcissusという学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。
神話によるとナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたが
高慢にはねつけ恨みを買った。

ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神「ネメシス」により
水鏡に映った自分自身に恋してしまった。
水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼は
そのまま憔悴して死ぬ。  

そして、その身体は水辺で俯きがちに咲くスイセンに変わった・・・、という。  



酒場のカウンターに、俯きながらへばりつき発揮する人々の自己愛・・・、
最後の一杯で勇気をもって、それぞれに帰れるってイイじゃないか。






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