「　立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花　」



完全無欠の女性美を謳った言葉には、まずパロディの対象にされる。

「　立てばパチンコ、座ればマージャン、歩く姿は馬券買い　」
が有名で、最後の歩く姿は「　二日酔い　」というのもある。
ついでに『　落第忍者乱太郎　』には、

「　立てば食欲、座れば布団、歩く姿はブリの腹　」というのも・　・　・

穀雨の末候は「　牡丹華　」
ぼたんの花が咲く時期である。
牡丹は、中国では花の王と呼ばれ、華やかさの象徴とされている。
「　富貴草　」「　富貴花　」「　百花王　」「　花王　」
「　花神　」「　花中の王　」「　百花の王　」「　天香国色　」
「深見草」「　二十日草（廿日草）」「　忘れ草　」「　鎧草　」
など、たくさんの呼び名を持っている。





【　ＧＷのご案内～2012　】

4月29日　（　日　）　　定休日
4月30日　（　月　）　　通常営業
5月1日　　（　火　）　　通常営業
5月2日　　（　水　）　　通常営業
5月3日　　（　木　）　　通常営業
5月4日　　（　金　）　　お休み戴きます
5月5日　　（　土　）　　お休み戴きます
5月6日　　（　日　）　　定休日　　　　　　　　
5月7日　　（　月　）　　通常営業　　　　　　　　　　　　　　店主敬白


  

「　起きた～？　」

朝（昼）早くに部活中の娘の携帯に起こされ、雨戸を
開け放つと初夏のような眩しい日差しに、たじたじになる。


で、
久しぶりに、「　そこまで言って委員会　」を観て

ゆったりとした日曜日の午後の時間が過ぎていく。








本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ちいたしております。

Bar le rentier

  

雨が
豊かな流れとなり、すべての植物の成長に恵みを与えてくれる。
キラキラ光る日差しを浴びて、田畑では種蒔きが始まり野も山も
パステルで描いたような、若々しい緑に覆われ陽の光に輝いている。
「　穀雨　」は、少し汗ばむ春の終わりを告げる。



さて、ラムとミントとライムのカクテルが気分だ。
最近は、その人気も急上昇で、M子もS子もご他聞にもれず、
バーのカウンターではまず、「　モヒート！　」

「　今日はミントが終わっちゃいました～　」

と言われるのが怖くて、生ミントを持ち歩こうかとも思うくらい　・　・　・

もう初夏―――
爽やかミントの葉とライムがきいた、南国の酒がピッタリの季節。



  

カンパリ
アペロール
マルティニ・ビター　・　・　・



イタリアの赤い酒が好きである。
赤い色―――
自然に恵まれていた古代の日本では、すべての自然と
一体であるという精神性が育ったという。
農耕生活を営み、収穫を左右する太陽は

「神」　　と考えられていた。

その赤い色は、人々の感謝と
祈りの対象であり呪力のある色の象徴とされていた。
そんな赤は、現代でも
人々にエネルギーを与える色として考えられている。

少し落ちてるなと感じる時には、赤い酒から元気をもらうといい。




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「ギブソンをください」

その男は、約6年振りに上海から帰ってきた。
カウンターのいつもの席に陣どり、今は名古屋にいるという。
そしてまだ、この店が在った事が嬉しいともいう。

「お陰様で何とかやってますよ」とバーテンダーは言いながら
「お陰様」とはこういう事なんだと、こういう時にこそ感じた。




ギブソン―――

19世紀末のニューヨークで
プレイヤーズ・クラブのバーテンダー、チャールズ・コノリー作。
イラストレーター、チャールズ・ダナ・ギブソンが愛飲したため
「ギブソン」と命名。




◆Gibson
・ドライ・ジン
・ドライ・ベルモット
・ステアして、カクテルグラスに注ぎ、パール・オニオンを飾る。







  

先日の夜のこと―――
CPゲームの「スーパーマリオブラザーズ」の
トークが盛り上がっていたお客様につくったカクテルが

「Super Mario Cocktail」

そもそも、マリオ達の職業は配管工。
ってことは？
イメージはずばり水道管。

氷の入ったグラスに「ブルーキュラソー」と
「ベイリーズ」を１ショットづつ入れノーステア。



これをコーラでアップするとイカニモなビジュアルになる。


実はこれ「Sewer Pipe」っていう列記とした邪道なカクテル。

「すーわーぱいぷ？」
「はい、下水管のことね」
「また変なもの飲ませようとして～！！！」
「このカクテル、すんごい下水管のイメージ出てるよね～。
　　ジョーク系のマイナーカクテルだけど、味は悪くないデス」



おまけ
で、昔
「パックマン」で遊んだ人はコチラ　・　・　・


  

―――土曜日19：00。
バーでの「くちあけ」ほど贅沢な時間はない。
空気も澱んでなく、お客様をこれから迎えるために
綺麗に磨かれたばかりのカウンターとグラス。

今夜一番に向き合った、これから合コンだという彼女の、
今宵始まりの一杯は





「グルーム・チェイサー」


「憂鬱な気持ちを追い払う」


という意味のカクテル。
酔っ払ったっていいじゃない・・・、
少しぐらいなら。







◆グルーム・チェイサー／Gloom Chaser
・コアントロー
・グラン・マルニエ
・F・レモンジュース
・グレナデンシロップ　　　　シェークしてカクテルグラスへ注ぐ。





  

石原慎太郎東京都知事さん　・　・　・

「　尖閣諸島　」の次は
「　北方領土　」もね　・　・　・







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時には、こういうビールもね・・・、

「イネディット」




「エルブジ」の料理長フェラン・アドリアとソムリエチームが、
バルセロナNo.１のビールメーカー「ダム社」と共同開発して
生まれた究極のビールがコレ・・・、



  

冬を南で過ごした燕たちが、日本に戻って来るのと
入れ違いに冬鳥が北へと旅立っていく。

草木の芽がふっくらと育ち、花々は咲き誇り
命あるもの全てが生きる力に、満ち溢れている。
二十四節季の清明も今日明日まで　・　・　・





ついこの間まで、カウンターで咲き誇った桜は
既に次の命を繋ぐために、緑の葉桜であった。