2013年03月31日

春うらら

春うらら・・・、 
桜の季節だからこそ、目指すは風流人。

昔も今も桜は春の代名詞。
見上げれば、一面に春!
桜が美しい季節。



日本の国花でもある桜は、歌に詠まれたり、絵画や文様のモチーフ
としても広く親しまれている。

平安の昔より「花」と詠まれれば「桜」を意味するほど特別な存在
だったように、日本語には桜にまつわる美しい言葉がたくさんある。

花が咲く頃を花時(はなどき)といい、特に桜が咲く頃をさし、人々は
花時になると桜狩(さくらがり)に出かけて和歌を詠んだりしていた。
この桜狩が行楽としてくだけた表現になったものが花見で、桜の下に
花筵(はなむしろ)を敷き、食事をしながら桜を見物する今のスタイル
になったそう。

満開の桜は花盛り、満開になって散る桜を零れ桜(こぼれざくら)。
花びらが舞い散るさまは桜吹雪、水面に散った花びらが吹き寄せられて
流れていく様子を花筏(はないかだ)という。

なるほど、筏流しに似ている。
水面に散った花びらが敷きつめられた様子を浮き橋に見立てて
花の浮き橋と表現する。
そんな、散り始めた桜が好きである。



早朝8時、零れた桜の木の下で、自主防災訓練の引継ぎをした。




本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。

Bar le rentier



  

Posted by Le Rentier   at 20:38Comments(0)◆歳時記と花鳥風月

2013年03月30日

深夜の千歳町

深夜の徘徊。
久しぶりに落ち着いた止まり木は、バー黒澤。


さて、ロイヤルハウスホールド・アニバーサリーと
ポール・ジロー35年デキャンタをいただく。



次は、酔った足で1分のところ、ラウンジ・アンバーへ


こちらでは、幻のサントリー創業一八九九(特級)に遭遇した。

1983年にサントリーが
ウイスキー作り60周年を記念して当時30,000円で販売していたもの。
感動 ・ ・ ・


黒澤のマスターも、アンバーのママも変わらず元気で、元気が無いのは
浜松の夜だけか ・ ・ ・

ごちそうさまでした。  


Posted by Le Rentier   at 17:36Comments(0)◆飲み食い備忘録

2013年03月29日

この違いは

「スコッチのプリンス」

と称される佳酒、シーバスリーガル12年。

1891年に発売されて以来、シーバスリーガルは
他の高級プレミアム・スコッチウイスキーを軽々と凌駕してきたが、
1938年世界で初めての12年熟成表示により、その地位は不動のものとなる。

チョット貴重なアルコール度数43%の代物―――、
現行のシーバスリーガル12年とは、ヤッパリひと味違うねぇ・・・。

【750ml/43%(手前)と700ml/40%(奥)】




  

Posted by Le Rentier   at 03:31Comments(0)◆WHISKY◆絶滅危惧酒

2013年03月27日

還元セール



消費税が5%から8%に上がったら大抵の小売店は、還元セールと称して
上がった分の3%を値引く「 還元セール 」をやるだろう。

これを行政側が「 禁止 」するという。
還元セールで「 税収 」が減るのだろうか? 

難しいことは
解らんが、こんなに細かいことまで御上が口出すことなのだろうか。

そんなことより庶民は食料品の「 軽減税率 」を早く決めて欲しい。
何故こんな簡単なことが出来ないのだろう。
先進国で軽減税率導入してない国は日本ぐらいだし ・ ・ ・
因みにイギリスやアイルランド、メキシコ、オーストラリア等の国々では
食料品の消費税はゼロ(無税)なんだよね。

なんだか、どこかの利権が絡んでいるのかと疑いたくなるねぇ。



==============================================
世界の国々の消費税率比較表 (アメリカを除く)

国 名      消費税率(%)  食料品の消費税率(%)
イギリス       20       0
フランス       19.6      5.5
イタリア       20       10
ドイツ        17       6
オランダ       19       6
アイルランド     21       0
ポルトガル      19       5
スペイン       16       7
スイス        7.6       2.4
ノルウェー      24       12
スウェーデン     25       12
デンマーク      25       25
オーストラリア    10       0
メキシコ       15       0
日本      5→8→10→15?   5→8→10→15?







  


Posted by Le Rentier   at 17:57Comments(0)◆独り言・・・雑感

2013年03月26日

一番乗りとなるか



2014 W杯ブラジル大会、切符をかけて

今夜23時キックオフ!




FOOTBALL FOR HOPE   ... BUILDS A BETTER FUTURE .





  

Posted by Le Rentier   at 17:05Comments(0)Football

2013年03月24日

日本のマクルーハニスト

【 マクルーハンの世界/竹村健一著/1967年講談社 】


「 ようやく本書を書き上げたいま、私は虚脱状態である。大きなものと取り組むことが、
  これほど肉体的、精神的にすべての活力を奪うものとは、はじめて知ったことだった。
  私は過去のすべてをこの本に賭けたといっていい ・ ・ ・ 」

と、
若かりし竹村健一が「 マクルーハンの世界 」のあとがきに記していた言葉である。

それほど、エネルギーを要したという45年以上前に日本で初めて翻訳された著作が
気になりアマゾった。

以前、夜更けにお客様との会話で得たソレには「 マーシャル・マクルーハン 」
というワードそのままに、21世紀の現在が多く散りばめられていた。




本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。

Bar le rentier

  


Posted by Le Rentier   at 19:46Comments(0)◆乱読観聴備忘録

2013年03月20日

彼岸と此岸

ぼた餅は「牡丹餅」、
おはぎは「御萩」と書く。



牡丹の花は春に咲くので、春は牡丹餅といい、萩の花の咲く秋は
御萩餅(あるいは、萩の餅)というそうだ。

牡丹餅は牡丹の花の様に大きめに作り、御萩は萩の花の様に小振りに作るのだとも。
さらに花のイメージとして、ぼた餅はこし餡で、おはぎは粒餡で作るのだそうだ。

粒餡か?、こし餡か?

秋の小豆は収穫したてで皮が柔らかいので皮ごと粒餡とし、収穫から日が経ち
皮が固くなる春には、皮を取り去ってこし餡としたともいわれる。
おそらく当初はそうした調理上の問題で粒餡とこし餡の違いが出来、それを
季節の花になぞらえて説明するようになったのだろう。

それは、やがて伝統となって、保存技術が向上し春でもおいしい粒餡が作れるように
なった今でも、春と秋とでは違った作り方をする。

暑さ寒さも彼岸までというが、昨日も今日も昼間はTシャツにビーサンである。
悟りの世界には程遠く煩悩に満ちた世界、「此岸(しがん)」に生きるこの世。
この世で頑張る男(女)には酒が要る。

本日は春分の日、彼岸のお中日。
祝日ですが、営業いたしております。

Bar le rentier


  

Posted by Le Rentier   at 17:25Comments(0)◆歳時記と花鳥風月

2013年03月18日

サーキットの狼

小学生の頃、
学校前の文房具屋では書きとりノートなどに混ざって漫画も売られていた。

そして、スーパーカーが流行りだすと男子はコレに夢中になった。



「サーキットの狼(池沢さとし著)」

古本屋で手にした「日光街道レース編」が懐かしくて、風吹裕矢のストラトスと
ハマの黒ヒョウのカウンタックと土方年男の2000GTが、トンネルの中で競う
シーンに当時は萌えたもんだねぇ。

トンネルを抜けたところでハマの黒ヒョウがクラッシュして、死んでしまった時には
小学生ゴコロにショックが大きかった。



古本屋時を忘れて春うらら      瑠乱亭絵









  


Posted by Le Rentier   at 17:49Comments(0)漫 画

2013年03月15日

緑色の夜



もともとケルトの小さな町だったダブリンは、8世紀に
ヴァイキングが入ってきて城壁のある町をつくった。

12世紀からはイングランドが支配し、大英帝国第三の都市に発展、
ジョージ王朝様式の町並みが出来上がった。
その後は、長い独立戦争を経て1922年にアイルランド自由国が誕生した。

首都ダブリンは、長い歴史と芸術の香り、アイリッシュの素朴な明るさが
混在し、夜にはパブに人が溢れ、ギネスとアイリッシュウイスキーと
アイリッシュミュージックに酔いしれる。



緑色のネイルでも緑色のエクステでも、緑色の装いで来店すると
一杯500円で飲めちゃう le rentier の


「 St.PATRICK'S 1COIN 3DAY'S 」 は3/16まで ・ ・ ・






  

Posted by Le Rentier   at 04:56Comments(0)◆WHISKY

2013年03月13日

飲んべえ達の守護聖人

ヨーロッパ大陸の
最西端に、切れ端のように大西洋に取り残された最果ての島、アイルランド。
かつて、ヨーロッパ全域に文化を築いていたケルト民族が、ローマ帝国によって


        【 聖パトリックのケルト十字架の丸は太陽、十字は空気、火、水、大地の4要素を表す 】

滅ぼされていくなかで、この辺境の島だけが支配から免れた。
5世紀に聖パトリックによってもたらされたキリスト教も、土着の原始宗教と
融合して、アイルランドに根付いた。

アイルランドの
守護聖人「聖パトリック」は、ブリテン島のケルト系ローマ人の家に生まれた。
さまざまな苦難のあとキリスト教に改宗し、教皇からアイルランド宣教を託され、
ほとんど全島のケルト人を改宗させた偉人である。

信仰心厚きアイルランドの人々にウイスキーの製法をもたらしたのも
聖パトリックの功績だという伝説があるらしい。
その真偽はともかく、心に久しい飲んべえ達には実に頼もしい味方であろうか。



今度の日曜日3月17日は「聖パトリックデー」、世界中のアイリッシュが緑に染まる。
Bar Le Rentierでは・・・、チョイと気が早いが、
明日3月14日(木)~3月16日(土)の三日間緑色を身に着けてご来店のゲストは


ギネススタウトとアイリッシュウイスキーとベイリーズが500円になる。
そう、聖パトリック、飲んべえ達の守護聖人に乾杯の三日間である。


 



  


Posted by Le Rentier   at 04:29Comments(0)◆WHISKY