› 浜松オーセンティックバー◆◆◆Bar Le Rentier◆◆◆ › 2014年01月
2014年01月28日
ROYAL BLUE
―――ROYAL BLUE。
古代ローマ帝政の時代から高貴な地位の象徴といわれた紫みの濃い青。
紫みが加わり、青に深みが出ることで高貴なイメージになっている。
ロイヤルパープルとともにイギリス王室が用いる色。
イギリスではキングズブルーとも呼ばれる。
「バランタイン・ロイヤルブルー12年」
バブルを走り抜けて来たであろう人生の先輩に、相応しきウイスキー。
約50種のモルト原酒を使ったロイヤル・ブルー12年は、マスター・ブレンダ-の
ロバート・ヒックス氏が25年の経験を傾け、日本人の舌に合わせてブレンドした。
1995年IWSC(国際酒類コンペ)でベスト・ブレンデッド・ウイスキー賞を受賞した。
さて、その先輩が今年の6月で定年をむかえるという。
昨年末に封切した特級表示のアルバータ・プレミアムもあっという間に
ボトル残量が寂しくなる飲みっぷり・・・。
今回は店のストックから特別に1000ml瓶をご用意した。
―――長い間、お疲れさまでした。
でもね、夜のネオンには引き続きお出かけ下さいませ。
タグ :ROYAL BLUE
2014年01月24日
梅と柳
梅やなぎさぞ若衆かな女かな 芭蕉
つまり、梅はイイ男みたいで、柳はイイ女みたいというわけである。
こういう見立ての句には。
「立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は百合の花」
などがあるが、ひるがえって最近の美男美女は、とんと花に
見立てられることがなくなってきた気がする。
人間と自然との交感が薄らいできたせいであろうか。
「牡丹のようなお嬢さん」
と言われたって、第一、誉められた当人がわからない。
「隆達小唄」に、こんなのがある。
「梅は匂ひよ 木立はいらぬ 人はこころよ 姿はいらぬ」・・・と、
うたいながらも人に姿を求めている屈折した古人の「粋」を、君知るや。
―――大寒。
明日の百ヶ日を前に、菩提寺までの道をゆっくりと歩いた。
境内の梅の木は、蕾が固く春の到来をじっと待っている。
しかし、男が愛でるに相応しいのは、梅蕾にこそ粋ってもんが
あるのかもねぇ・・・。
つまり、梅はイイ男みたいで、柳はイイ女みたいというわけである。
こういう見立ての句には。
「立てば芍薬 坐れば牡丹 歩く姿は百合の花」
などがあるが、ひるがえって最近の美男美女は、とんと花に
見立てられることがなくなってきた気がする。
人間と自然との交感が薄らいできたせいであろうか。
「牡丹のようなお嬢さん」
と言われたって、第一、誉められた当人がわからない。
「隆達小唄」に、こんなのがある。
「梅は匂ひよ 木立はいらぬ 人はこころよ 姿はいらぬ」・・・と、
うたいながらも人に姿を求めている屈折した古人の「粋」を、君知るや。
―――大寒。
明日の百ヶ日を前に、菩提寺までの道をゆっくりと歩いた。
境内の梅の木は、蕾が固く春の到来をじっと待っている。
しかし、男が愛でるに相応しいのは、梅蕾にこそ粋ってもんが
あるのかもねぇ・・・。
2014年01月22日
昼湯
「 天照石 」は大分県と宮崎県の県境の深山から発見された鉱石である。
そこは神話の里、日向の祖母山系で人工衛星からこの天照石を産出する日向だけが
日本で唯一光ってみえるらしい(世界中で三ヶ所しかないうちのひとつ)。
地元ではこの石を幻の石と呼び、その効用は昔より知られていたそう。
その天照石の岩盤浴で汗を流す午後。
年末から溜まった悪いものが流れ出す気がする。
天照の石に寝そべり玉の汗 瑠乱亭絵
2014年01月19日
涙活
「日本にサムライがいたとすれば―――奴がそうだ」
エピローグの米軍、レヴィンソン中尉のセリフが忘れられない。
百田尚樹著「永遠の0」 ・・・今さら読了。
嗚呼、涙でぐちゃぐちゃ~じゃん。
本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。
Bar le rentier
エピローグの米軍、レヴィンソン中尉のセリフが忘れられない。
百田尚樹著「永遠の0」 ・・・今さら読了。
嗚呼、涙でぐちゃぐちゃ~じゃん。
本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。
Bar le rentier
2014年01月13日
聖地・国立最蹴章
世間は三連休。
出勤前のひととき、炬燵に刺さっての選手権観戦。
初優勝をかけて初の北陸対決、熱い一戦だったねぇ ・ ・ 。
それが終わると正月気分も一蹴されるのだ。
第92回 全国高校サッカー選手権 決勝戦。
14:05 Kick Off
富山第一VS星稜
0 前半 1
2 後半 1
1 延長 0
3 合計 2
本日は、
成人の日で祝日ですが通常通り営業致しております。
Bar le rentier
出勤前のひととき、炬燵に刺さっての選手権観戦。
初優勝をかけて初の北陸対決、熱い一戦だったねぇ ・ ・ 。
それが終わると正月気分も一蹴されるのだ。
第92回 全国高校サッカー選手権 決勝戦。
14:05 Kick Off
富山第一VS星稜
0 前半 1
2 後半 1
1 延長 0
3 合計 2
本日は、
成人の日で祝日ですが通常通り営業致しております。
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2014年01月12日
木桶仕込1981
―――木桶発酵・木桶仕込。
中味は白州のシングルモルト、1999年頃に廃番。
白州東蒸留所の設立1981年に蒸留されたもの。
モルトウイスキーの味わい、香りの性格に大きな影響を与える発酵工程では、
酵母による発酵に加えて、乳酸菌をはじめとしたミクロフローラ(自然環境や
蒸溜所内に住みついた乳酸菌等の微生物群)が重要な要素になる。
このミクロフローラの働きをより活発にするために、ダグラスファーという
ロッキー産米マツの柾目板でつくった木桶で発酵を行なった。
木桶のためさらに保温性が高まり、もろみの熟成を促して、よく熟した
香味成分の高いもろみがつくり出される。
本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。
Bar le rentier
タグ :木桶仕込1981
2014年01月08日
山家冨貴銀千樹
―――寒雨。
「 物で栄えて、心で滅ぶ 」
こんな意味であろう言葉を、正月に菩提寺を参ったおりに見つけた。
「 山家冨貴銀千樹(さんがのふうきぎんせんじゅ)」
冬、山々は降り積もった雪であったり一面銀世界だが、それは余計なものが
何も無いからこその美しさである。
「 漁夫風流玉一蓑(ぎょふのふうりゅうぎょくいっさ)」
と共に、簡素な暮らしだからこそ味わえる豊かさを説いた言葉らしい。
長かった正月休みが終わり、月曜日からヨタヨタと世間が動き始めた。
水曜の午後になって冷たい雨が降り出した。
この雨が雪に変わるはずもなく、一面銀世界とはならずとも寒雨が
乾いた日常を潤し、豊作の兆しを願いたい。
「 物で栄えて、心で滅ぶ 」
こんな意味であろう言葉を、正月に菩提寺を参ったおりに見つけた。
「 山家冨貴銀千樹(さんがのふうきぎんせんじゅ)」
冬、山々は降り積もった雪であったり一面銀世界だが、それは余計なものが
何も無いからこその美しさである。
「 漁夫風流玉一蓑(ぎょふのふうりゅうぎょくいっさ)」
と共に、簡素な暮らしだからこそ味わえる豊かさを説いた言葉らしい。
長かった正月休みが終わり、月曜日からヨタヨタと世間が動き始めた。
水曜の午後になって冷たい雨が降り出した。
この雨が雪に変わるはずもなく、一面銀世界とはならずとも寒雨が
乾いた日常を潤し、豊作の兆しを願いたい。
タグ :三家冨貴銀千樹
2014年01月06日
黒豹、逝く
ポルトガルの英雄、エウゼビオが逝く。
ポルトガルの植民地だったモザンビーク出身。
高い身体能力を誇るストライカーで「 黒豹(くろひょう)」の愛称で親しまれた。
’66年W杯
イングランド大会では北朝鮮に0-3とリードを許したところから4得点を挙げる活躍。
計9得点で得点王となり、ポルトガルが過去最高の3位に入る原動力となった。
典型的なストライカーであった ・ ・ ・ 。
タグ :エウゼビオ
2014年01月05日
COHIBA BEHIKE 54
◆BHK 54 (サイズ:144mm×21.43mm)1本¥5,200 1box/10本入り
コイーバは
キューバのカストロ首相のために、葉巻職人エデュアルド・リベラ・イリザリさんが、
個人的にシガーを作った事から始まった。
葉巻が
道楽か否かは別として、いわゆる快楽や道楽を追及する方法には、金と時間に
糸目をつけず徹底して追求する場合と、それなりに制限がある範囲の中で
最大の悟りを求める場合がある。
まぁ・・・、早道は、本物を試す事だ。
さて、キューバのブエルタ・アバホの畑の中で、更に限られたタバコの木から
上部2枚のみ(メディオ・ティエンポ)を使用して贅沢につくられた。
「コイーバ べイケ54」
数日前にとある運び屋から届けられた宝箱を開けてみた。
嬉しいねぇ・・・、大人にはこういうお年玉が。
本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。
Bar le rentier
タグ :COHIBA BEHIKE 54
2014年01月03日
めでたきかな、富士
むかしの人は、つれづれに遠く富士山を仰ぎ見た。
世のうれいも気がかりも、雲のように富士山のもとへ流れていく心地がした。
そして戦国の世に至っては、戦場は美の競演の舞台であったのだろう。
例えば秀吉の品と伝わる
「富士御神火文黒黄羅紗陣羽織(ふじごしんかもんくろきらしゃじんばおり)」。
漆黒の空に、噴火する黄色の富士山を配した。
それは婆娑羅(バサラ)の魂の競演のごとく動乱のさなか、大名らが幕府などの
権威に盾突き、華美な服装や振る舞いを好んだ美意識でもある。
戦の度に、武将たちは見知らぬ敵に自らの存在を知らしめた奇抜なファッション。
死ぬ時も美しくありたい。
それは「死に装束」でもあった。
そんな日本人の魂ともいうべき富士。
古(いにしえ)から富士を愛でる名所と謳われた「武蔵野富士」が、
いま響17年に鎮座する。
宵闇に富士山が隠れたら、手元に引き寄せる。
口にふくむ、そしてまた、口にふくむ。
ブレンダーの技で、いくつもの年がひとつに溶け合った香りがほどけ、
また、溶けて静かな舞が始まる。
ああ、富士山が、ゆらゆらと遠ざかる。
昨年の暮れに届けられた「SANTORY 響17年 武蔵野富士」。
あと一杯だけ、この時の流れをともに味わおうではないか。
―――Bar le rentier、2014年。
本日1/3(金)より、通常営業致します。
本年も皆様とともに笑顔溢れる年となりますよう「乾杯!」
タグ :武蔵野富士