2023年06月26日

無、飄々と小平太

令和5年1月から続く、徳川四天王カクテルの作り込み最終章。

酒井忠次(左衛門尉)
本多忠勝(平八郎)
井伊直政(万千代)



榊原康政(小平太)


名門榊原家の生まれだが、次男のため自由気ままで好きに生きていた
ところを、家康にその才能を見いだされる。

杉野遥亮さんが扮する榊原小平太。



MJ徳川家臣団の中で、どこか飄々としたキャラ
にはコーラのフレーバーを
纏わせ、文武両道で祐筆役もこなしたというインテリ切れ者感は、ピリリと
スパイスを利かしてディジェスティフに・・・、勿論ベースは忍冬酒である。

無、
無、
無、

飄々と小平太の名を冠したカクテル・・・、
ようやく完成す。

いよいよ、徳川四天王カクテル・・・、揃いぶみ、じゃ!



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  
タグ :榊原小平太


Posted by Le Rentier   at 03:51Comments(0)◆LIQUEUR◆COCKTAIL◆乱読観聴備忘録ドラマ忍冬酒

2023年06月24日

樽のリハビリ

老母の診療で整形外科へ立ち寄ったおりに、ロコモティブ症候群についての
掲示版が目に留まった。

ぼんやりと眺めていて、いかに衰えた運動機能をリハビリで取り戻すことの
重要性を説いていた。




さて、ラム酒のバカルディの熟成に使うオーク樽はバーボン樽を使っている。



バーボンはバーボンを名乗るために、必ずオーク樽の新樽を使うことが義務
付けられ、樽の職人によってオーク樽の補修やタガの締め直しなどを行う。

最後に樽の内部を焦がす火入れ(チャーリング)をすることで機能的に新品と
変わらない樽となる。
まるで、それはオーク樽のリハビリを行っているようだ。

やがて、リハビリを終えた樽は、香味と色づけの熟成という二度目のお務めを
果たすのである。


  

Posted by Le Rentier   at 01:45Comments(0)◆独り言・・・雑感◆RUM

2023年06月22日

ままごとバーテンダー

抽斗、試作、素材、技術、提案。



バーテンダーは、準備が8割である。





客の注文を受け、一杯のカクテルを完成させるためにバーテンダーに課せ
られる準備は主に五つ。




一つ目は抽斗・・・、数百種のスタンダードカクテル、ツイストやオリジナル
を含めれば星の数ほどで、それらを記憶の抽斗に備えておく必要がある。

次に試作・・・、脳内の抽斗に入れられたメニューを幾度となく試作と試飲を
行うことで客に出せるクオリティーまで磨き上げられる。

さらに素材・・・、店によってはカクテルの主材料である酒は100本を超え、
副材料のレモンや飾り、氷などの素材を適切な温度で管理しておく。

そして、技術・・・、非日常の心地よい景色を見せるために手技の修練を
日々続ける必要がある。

ここまで四つの準備をしたうえで漸く提案・・・、サジェスト、客の好みや
アルコール耐性、体調、その日の気温気候などTPOの情報から一杯を提案
することができる。




バーテンダーは、準備が8割である。




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Posted by Le Rentier   at 03:15Comments(0)◆独り言・・・雑感おいしい水

2023年06月20日

浅葱斑と月窟廟

梅雨の中休み、広沢の杜にある西来院を散策した。



そして、瀬名が眠る月窟廟(がっくつびょう)で手を合わせた。





その夜の「どうする家康~瀬名、覚醒」の放送回。

岡崎の築山に、季節感を無視してアサギマダラが舞うシーンにサブイボ
であった。



家を、殿を守るためアサギマダラの如く瀬名(有村架純)自らが毒(覚悟)
を内包する強い意志。

まるで藤の花の毒を摂取し続け、自らの身体を毒化させた「鬼滅の刃」の



「胡蝶しのぶ」のようだ。



無情あらしの吹く里に
築山御前身は空し ああ
一つ命もままならず
夕べ湖畔に虫の声



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  

2023年06月12日

北斎を駆け込み観賞



「北斎展~師と弟子たち~」が6月11日迄というので、大河ドラマ館の
半券(20%off)を握りしめて浜松市美術館へ駆け込んだ。



掃除が出来なくて、その生涯で93回もの引っ越しをした北斎が5点だけ
描いたという妖怪絵が一番おもろかったに。


これは、百物語の「さらやしき」じゃ。

北斎の出戻り娘、葛飾応為の鮮やかな「吉原格子先之図」が観れるか
と思ったが叶わず。

  

Posted by Le Rentier   at 01:25Comments(0)◆独り言・・・雑感

2023年06月06日

李梅~梅花

「甘いカクテルをください」

ある夜、22歳のイケメンは、そう言ってカウンターの中央に腰掛けた。
二、三言葉を交わして店主は甘くて弱めの Mojito モヒートをサーブ。

22歳イケメンは昨年、梅酒ロックを飲み過ぎて歩道の植込みで
小便まみれになったという。

そして、6月ならではの梅酒ベースのカクテルを・・・、



―――梅花(メイファ)。

李梅酒とカンパリとF・GF・Jを素早くシェークする。



―――李梅(リバイ)。

浜松では生産者が限られる幻の梅である。

ニホンスモモと梅の種間雑種で、幻の紅い梅だ。
大粒で赤い実が特徴で、活用法は梅酒に限定され、受粉が難しく安定
生産が出来ず、長年にわたる芽接ぎの繰り返しと粘り強い受粉研究
による生産者の努力でようやく結実した。

爽やかな酸味と効酸化作用をもつポリフェノール等、機能性成分が豊富
に含まれている。

スモモの甘さと梅の酸味が絶妙にマッチした果実である。


  

Posted by Le Rentier   at 02:32Comments(0)◆LIQUEUR◆COCKTAIL