偉大なるマンネリ
時代劇などの創作劇が、毎回毎回完全にワンパターンで展開されているのに
何故か高視聴率を獲得し、国民的な支持を得ている事に対して送られる賞賛の
言葉を
「 偉大なるマンネリ 」という。
―――ル・ランティエ。
夜毎、飽きもせずカウンターに立ち、お客様の酒をつくる。
そんな酒場稼業も、偉大なるマンネリでありたいものだ。
ある夜のありがたきもの、
「 マスター 偉大なる父 」
とメッセージが書かれたキルフェボンに、思わず笑ってしまった。
相変わらずの洒落が効いたサプライズに感謝しつつ更に自分なりの
「 偉大なるマンネリ 」を目指そうと思う一夜であった。
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