特級軽井沢

Le Rentier  

2015年08月30日 23:59

避暑地の
ざわめきを遠くに聞き吹雪の夜を幾度、過したであろう。

静寂にして
冷涼な酒倉でひそかに息をしながら、熟成を待つ生命の水。

見事に開花。

時と技と自然がはぐくんだ円熟の深みに、今また出会えた悦び。



先日、とある酒屋倉庫からサルベージした特級軽井沢
封をきる。



立ちのぼるふくいくたる香気、口に含む。

すると、深く霧につつまれた浅間山麓、1000mの冷涼な高原、
凄烈な水の幾すじもの流れが見えた気がする。

特級軽井沢、未だ枯れず。











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