五郎兵衛浜道

Le Rentier  

2017年05月29日 18:12

近頃、めっきり体が重くなった。
そこで、梅雨入り前の晴々とした午後に走り(歩き)にいく。



昔から地元農家の年寄りたちが口々にする、浜へ出る農道のひとつに
「 五郎兵衛浜道(ごろうべいはまみち)」というのがある。
その五郎兵衛浜道の先には今や、工事中の防潮堤が鎮座している。



さて、走るともなく歩くともなくチンタラしていると「 クァ~、クァ~! 」と、
運動不足のおっさんをバカにするように2羽のカラスが頭上を舞う。



しかもカラスの奴ら、おっさんをからかうように離れない。

「 クァ~、クァ~! 」

ずぅ~っとついて来る。

「 クァ~、クァ~! 」

なんだか凄~く悔しい・・・、石ころを拾って投げつけた。
ところが、その石ころが全然カラスに届かない。

「 クァ~、クァ~! 」

浜風薫る松の樹上から、2羽のカラスにからかわれ寝ころんだ。



松かぜ松かぜ寝ころんで        山頭火




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