2024年02月21日

春の日や

―――雨水。

菜種梅雨のような雨があがるとまるで初夏?のような暑い気温。
それは、日が暮れてもなお、蒸し暑さを引きずっていた。



二月にエアコンを切り、エントランスを開け放って営業する夜が
おとずれるなんて・・・、
と思いきや束の間、二日と空けず降りだした。



   A day of spring ;
In the garden ,
    Sparrows bathing in the sand.   

春の日や庭に雀の砂あひて      ―――鬼貫



春の日
庭で すずめが 砂あそびしてる


 

とは、ならず・・・、またもや早春の雨、雨、雨。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  


2024年01月26日

Farm to BAR

アダムとイブを騙した悪魔がエデンの園から外へ足を踏み出したとき、左足が
触れた土からニンニクが、右足が触れた土からタマネギが生えてきた。

・・・は、イスラム教の諺である。





主役ではないが絶対に欠かせず、吸血鬼を撃退し血液と心臓に良い。
古代メソポタミアの昔から現代まで、玉葱や大蒜などのアリウム属と
人間の深い関係を描く。



「タマネギとニンニクの歴史(マーサ・ジェイ著/服部千佳子訳/原書房)

暮らし、交易、戦争、医療、魔術・・・、意外な逸話が満載の一冊である。



さて、暖冬のハズなのに
ど寒いっ!ですな。


気まぐれにカプリチョーザ店主の、ちょこっとオニグラ・・・、
熱々あり〼。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays

  


2024年01月14日

辰年の逍遥、関ヶ原合戦後の井伊氏と彦根城築城

籠城寝正月中に斜め読みしたのが・・・、
家からみる江戸大名 井伊家(野田浩子著・吉川弘文館)」



そしてドラゴンイヤー2024年、新年の逍遥。

細江町、みをつくし文化センターまでやって来た。


戦国時代史研究の第一人者、郷土の歴史を説く。
小和田哲男先セの講演会・・・、



『関ヶ原合戦後の井伊氏と彦根城築城』

拝聴す。

ところで、昨年のどうする家康で「三方ヶ原合戦が3話もあったのに関ヶ原合戦が
1話だけってどういうこと!」と、関が原古戦場記念館館長でもある小和田先セに
関ヶ原町町民からクレーム(笑)が寄せられたという。


しがらみますなぁ。

  

2023年10月04日

伊川先生と積読の秋

読書は、人生を豊かにしてくれる。
しかし、君と一夜の語らいは十年の読書に勝る。          ―――程伊川(1033年〜1107年)




知性のある友と語り合うことは、読書以上の知的刺激を与えてくれる。

ようやく涼しくなりましたなぁ・・・。
読書の秋となるか、積読の秋となるか。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  

Posted by Le Rentier   at 17:47Comments(0)◆乱読観聴備忘録活字中毒

2023年04月01日

庭仕事の神髄

今年の桜は今週末で、ほぼ見納めかな・・・、



「庭仕事の真髄/スー・スチュアート・スミス著, 和田佐規子訳/築地書館」

原書のタイトルは「The Well Gardened Mind」。
「真」と「髄」、どこにあるのか分からない訳であった。

それでも、土いじりは気持ちがイイ・・・、
朝ドラのらんまん、いよいよ始まりますな。





  

Posted by Le Rentier   at 04:12Comments(2)◆乱読観聴備忘録活字中毒

2022年07月26日

春に散る 上

スマホがピーピーと、水商売稼業の眠りの邪魔をする。

物凄い雷雨だったねぇ・・・、戻り梅雨みたいに雨雲が居座って
洗濯物が乾かん!わ。



さて、儂ゃ~やっぱり村上春樹より、沢木耕太郎のほうが好きだな。

数年前の朝日新聞に連載され、挿絵や単行本の装画を描いた
中田春彌(はるひさ)氏の絵が印象的で大きな話題を呼んだ
沢木耕太郎の小説『春に散る』が、改稿・加筆を経て、単行本
になっていた。



キーウェストに向かう青い海を一直線に走るハイウェー。
ステアリングを握りながら「長くアメリカに住み、心臓に病を
抱えた元ボクサーが、日本にふと帰ろうと思う」という物語。

あぁ・・・、冷たいダイキリが飲みたいな。



With Love and ever good will for Summer 2022 at bar Le Rentier !!



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  
タグ :沢木耕太郎


Posted by Le Rentier   at 13:25Comments(2)◆乱読観聴備忘録活字中毒

2022年04月28日

いつかは沈む太陽だから

「太陽の季節」
――芥川賞受賞作――
石原慎太郎(いしわらしんたろう)



文藝春秋四月特別号に、原文のまま全文掲載されている。



広告も当時のままなら、旧字体も小さな文字もそのままで
実に読みづらい。

主人公の龍哉は拳闘部の部員である。
ボクシング部ではなく拳闘部っていうあたりが、戦後昭和の
青春でありますな。



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【2022GWのご案内】



5/2 ㈪、5/3 ㈫ 営業いたしております。
5/4 ㈬、5/5 ㈭ お休みをいただきます。



Le Rentier 店主敬白


  

Posted by Le Rentier   at 23:46Comments(2)◆乱読観聴備忘録活字中毒

2022年04月01日

ムショぼけ

ルンバが、うぃぃぃぃぃ~んと唸り声をあげてリビングを
掃除している。

ラジオからは、水野涼子アナウンサーの笑い声とにむさんの
話芸が聴こえる。

世間は新年度に突入、なんだかんだでやたら目ったら値上げ
の4月でありますな。



「ムショぼけ(沖田臥竜著・小学館文庫)」読了。

3回目ワクチンを接種して、まるまる三日経ったけど
腋だけが、ど怠いら。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays

  

2022年03月01日

マキノ・ジンとボタニカ

#まん防 Day.34


冬と春が入り混じっての三寒四温を吹っ飛ばし、
一気に春爛漫。

さて、雪降る西日本を徘徊した運び屋が「朝ドラ好きのマスターに」



と差し出したマキノ・ジンを見て店主は、届いていたことすら忘れていた
amazon の梱包を解いた。



現れたのは、眩(くらら)も著した朝井まかてさんの「ボタニカ(祥伝社)」。



ん(メ・ん・)?
何のめぐり合わせ?
SPR に何かが始まるワクワク(I’m excited)感。

マキノジンもボタニカも、来年の朝ドラ「らんまん」のモデル、世界的な
植物学者・牧野富太郎博士が共通項じゃき!

まっこと植中毒の店主にとっては大好物ぜよ!



#OPEN 18:30-21:00 Irregular holidays

  


Posted by Le Rentier   at 01:59Comments(2)◆GIN◆乱読観聴備忘録ドラマ活字中毒

2022年01月09日

一倉 定

やっぱり、ムーミン読んでるヒマなんかはない。

オミクロンに揺さぶられだした3連休の日本、コロナショック3年目に
読むべきは2020年に復刊した・・・、



一倉 定(いちくら さだむ 1918年 - 1999年)さんが50年以上前に著した
「マネジメントへの挑戦 [復刻版](日経BP)」。

やっぱりね、

キレイゴトのマネジメント論など糞くらえ、時代は令和になっても
経営の原理原則は変わらない。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays

  

Posted by Le Rentier   at 23:06Comments(0)◆乱読観聴備忘録活字中毒