2013年08月28日

里芋

―――里芋(さといも)。

地下茎を食べるさといもは山に自生するやまいも(自然薯じねんじょ)に対し、
里で栽培されることから、この名がついた。
種ではなく、いもで増えるさといもが日本へ渡来したのは、稲作が始まった
縄文時代後期より古いとされている。



さて、7月に青々としていた我が家のさといもの葉が少し茶色く色づき始めた。
処暑をむかえて、三方原用水を利用してのさといも畑の水やりもひと段落である。




こうして、水やりの回数を徐々に減らして、まもなく収穫の秋。

爽やかな秋風吹く芋名月はもうすぐだ ・ ・ ・

  
タグ :芋名月


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2013年08月27日

敷居



「バーは敷居が高い」とぼやく輩は多い。

何故なのか、それは日本の「無礼講」文化のせいではないか。
酒を呑んだから、どんな失敗も許される無礼講は、日本独自の
精神である。

「無礼講とは真逆の文化」のバーには、呑んでまでもルールが
ある。

・・・、そんな感覚が「敷居」を意識させるのかもしれない。
しかし、そもそも考えてみると今の世の中で

「酔っていたので・・・、」という言い訳が通用する時代ではない。

人生のルールが「不文律」のようにバーのルールも「不文律」である。
各人、諸説・異論はあるだろうが、ここいらで意識してみるのは、
如何かな。




  
タグ :敷居


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2013年08月26日

種蒔き

「 瑞雨 」

秋雨前線が西日本から東海付近に停滞した日曜日。
8月6日以来に降ったその雨に草木は潤い、穀物の成長を助けるだろう。

―――早朝5時。

カサカサに乾いた地面を濡らした潤いの雨が止み、涼しい時間の野良仕事。

種、いつ蒔くの?
今朝でしょ ・ ・ ・ 。



◆苗 床・・・バスアミド微粒剤/土壌消毒
       苦土石灰(粉)/土壌改良材
       ハイフミンデルマ/土壌改良材 *今回は無し
       BMリンスター/元肥
       とぴあ化成8号/元肥
       ダイアジノン(粒)/害虫予防

◆本 圃・・・バスアミド微粒剤/土壌消毒






  

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2013年08月22日

青春18きっぷ

たまには、電車に揺られるのも乙なものである。



残り物の「青春18きっぷ」で東海道線に乗って西へ行ってみた。
十何年振りになるだろうか、豊橋駅に降り立つと街並みが立派に
なりすぎて右も左もわからない。

ぐるぐると迷子になりつつも、自力で辿り着いた止まり木は豊橋の
地で老舗になる18時開店の「20’S BAR IROHA」さん。

綺麗に拭きあげられたカウンター、まだ澱みの無い空気・・・、
バーの口開けほど贅沢な時間はないのである。



さて、常連さんがいらっしゃるといけないので、少し遠慮をして
カウンター中央の席を二つほどずらして陣取る。

喉がカラッカラだったので、ボンベイサファイアのジン&トニックを
一気飲みっ!

小腹が減っていて頼んだ、黒板のお奨め「冷製パスタ山芋がけ」を
啜りながら



二杯目は、富士御殿場蒸留所20Th.Anniversaryのピュアモルト・・・、
富士の伏流水というソーダが眼に留まりハイボールに仕上げてもらう。
その炭酸のジガジガ感は、山芋のねばねばを洗い流すのに丁度いい。

喉も潤い、腹も満たされ二軒目の止まり木を目指す。
ところが酔って行き方が分からないので、店主にコースターの
裏に簡単な地図を書いてもらう。

そうして辿り着いたのはここ・・・、「BRIO RESORTS



なんとなく直感で決めて入ったバーであったが正解だった。

何が正解かというと、若くて勉強熱心なバーテンダーに会えたからだ。
彼女はまだ24歳、10月にジュニアのカクテルコンペの全国大会にでるという。
全国大会用のレシピはまだ完成していないというので、中日本の代表の時の
作品をお願いした。



「ウインター・サイン」

冬の兆しという・・・、 
少し甘かったがフレッシュジュースを使えばもっと大人の味になるだろう。

若さ溢れるカクテルは元気になるねぇ・・・、 
来月には名古屋は錦の店に移ると言っていたが、間に合ったということか。

楽しい時間をありがとう。


  


Posted by Le Rentier   at 03:03Comments(0)◆飲み食い備忘録

2013年08月19日

じぇじぇじぇな夏休み



先週深夜に放送していた、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」のダイジェスト版
「朝まで“あま”テレビ」
を観てしまった、夜更かし大好きバーテンダー・・・、
あっさりと「あまちゃん」ワールドにハマる。




鈴鹿ひろ美×薬師丸ひろ子 「あまちゃん」×「Wの悲劇」オマージュ


というわけで昨日から じぇじぇじぇ!な夏休みである。







8月18日(日)
8月19日(月)
夏期休暇とさせて頂きます。            店主敬白 平成25年晩夏



With Love and ever good will for Summer 2013 at bar Le Rentier !!
  


Posted by Le Rentier   at 15:37Comments(0)◆乱読観聴備忘録ドラマ

2013年08月18日

Official Site



9回目の夏を
向こうへ追いやろうという晩夏、Bar Le Rentier にオフィシャルサイトが完成した。

センスあるデザイナーに出会えたことに感謝する夏。
なんだか、嬉しいねぇ ・ ・ ・ 

「 そらいろのたね 」 作:中川 李枝子/絵:大村 百合子/福音館書店 
みたいにならないように気を付けないといけないね ・ ・ ・







8月18日(日)
8月19日(月)
夏期休暇とさせて頂きます。            店主敬白 平成25年晩夏



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Posted by Le Rentier   at 13:33Comments(0)店主敬白◆Bar le rentier

2013年08月16日

ふたりのじいじ



あべちゃんにはふたりのお祖父さんがいました。

ひとりは、
昭和の妖怪といわれた、岸信介という元総理大臣。
もうひとりは、父方の、安倍寛という元衆議院議員。

あべちゃんは、総理大臣になれなかったお父さんよりも、自分と同じ総理大臣に
なった信介祖父さんをすごく尊敬している。
まして、安倍寛祖父さんのことは一度も話にだしたことがない。
何故ならば、そのお祖父さんはいわゆる“ハト派”で、第二次世界大戦中、1942年の
翼賛選挙に際しても東條英機らの軍閥主義を鋭く批判して、無所属・非推薦で出馬し
当選した人だったから ・ ・ ・ 。
しかも、戦後第1回の総選挙に向けて準備していたのですが、直前に心臓麻痺で
急死してしまった。なかなか肝の据わったすばらしい人だったようだけど、あべ
ちゃんにすれば、カッコわりい~祖父さんなのでしょう。

そこで、あべちゃんは、寛祖父さんのことは居なかったことにして、従米政策も、
タカ派のスタンスも信介祖父さんの真似をすることにした。
ところが、そこには真似できない大きな差があったのだ。戦後A級戦犯として巣鴨に
収監されていながら、世界情勢を読み取り、CIAに認められて見事政治家として
復活した信介祖父さんとは、時代が違うとはいえ、頭脳の出来に雲泥の差があった。
その信介祖父さんが命がけで改定させた安保条約などでも清濁併せのむ政治家
だったことは事実で、反対運動の制圧に裏社会の人間を使ったりと、そのワル知恵
ぶりもさることながら、胆力でも比べものにならない。

軍事オタクで「 軍法会議で、死刑っ! 」を連発する政界の「 こまわりくん 」こと、
石破ちゃんとは意外と仲が悪いが、いざとなれば、「 僕チャンがヒトラーだじょ~ 」
「 僕は東條ヒデキ〜! 」と戦争ごっこをはじめそうで怖いのだ。

あべちゃんが、一日も早く目を覚まし、
「 安倍寛祖父さんってカッコいいじゃん!孤高の政治家だし! 」って気づいて欲しいね。

あっ、テルマエロマエの 阿部寛とは違うからね!あべちゃん、間違えないようにね!





昨日は、終戦記念日。
今日は、いくばくか暑さがゆるんだのか? いささか暑さに慣れたのか?
その夕方に、ご先祖さま送る松を焚いていると秋を感じる風が吹いてきた。



  

Posted by Le Rentier   at 18:27Comments(0)◆独り言・・・雑感

2013年08月16日

敏腕外交官タレーラン



―――Baccarat Talleyrand

現代バカラを代表する意匠、タリランド・クリスタルグラス。

1837年(1754年説も)生まれのフランスの敏腕外交官タレーランに由来する。
貴重なモデルで古くからのアルクールをイメージさせる厚い鉛硝子、シャープな
カットが織りなす曲線と直線の優美なフォルム。
お尻部の絞りがより狭くなることで、底部の鉛硝子溜まりが強調、通常モデルより
一層魅力的な外観を造っている。
側面の厚みも素晴らしく、鉛硝子特有の重量感に溢れ甲高い響きを兼ね備えた
アンティーク・フルクリスタルだ。



メートル法を採用したことでも知られる、タレーランの外交は豊かな教養と優雅な
礼儀作法、料理人を引き連れた美食外交と呼ばれ、料理の引き立て役にワインや
シャンパンが使用されたという。

底面、牛乳瓶を思わせる鉛硝子の溜まりが、眼鏡底のような独特な景色を映し、
変わって口元は薄く成形され、独特の質感響き対比が楽しめる。

一般にタレーランの生誕100周年、1937年を発売と記録した物が多いが、この
脚付きモデルは、1933年カタログに掲載がある。
底部BACCARATのサインが入るのは、1936年以降の製品らしい・・・。

今宵、
フランス・エギュベル修道院の優しいドライジンを、この脚付きタリランドで愉しむ。









  


2013年08月12日

お盆休み

連日40度越えでアチチチな日本の夏。
ビーチオハナの砂浜を裸足で歩いた午後、足の裏もアチチチだった。



さて、世間さまのお盆休みは最長で9連休らしいが、もともとのお盆ってのは
15日の一日だけであった。
ところが、ご先祖さまを日帰りさせてはいけないということで、江戸時代に
前に2日、後に1日増やしたらしい ・ ・ ・ 。




8/11(日)8/12(月)お休み致します。
8/13(火)より通常通り営業致します。             

Bar Le Rentier













  

Posted by Le Rentier   at 00:51Comments(0)◆独り言・・・雑感

2013年08月07日

極まれば終わる

立秋

暑さが
極まれば夏は終わり、次第に秋の勢力が強まり徐々に秋へと移りゆく。
「 極まれば終わる 」「 極まれば萌(きざ)す 」

季節変化の
兆しを敏感に予感し、早くから次の季節に期待を持たせ、心構えをさせる。
これが旧暦の季節観なのであろう。

午後、カナカナカナ ・ ・ ・ と
蝉の鳴き声にひぐらしのそれが混ざりはじめる。
小暑に暑中見舞いを書いたばかりだというのに、あっという間に
大暑をおいやり立秋をむかえた。






残暑お見舞い申し上げます。



8月11日(日)
8月12日(月)
8月18日(日)
8月19日(月)
夏期休暇とさせて頂きます。            店主敬白 平成25年晩夏



With Love and ever good will for Summer 2013 at bar Le Rentier !!


  

Posted by Le Rentier   at 03:43Comments(0)店主敬白暦あれこれ◆歳時記と花鳥風月