2017年12月30日

諸行無常、いざっ!



まっこ~と、明日は何が起こるかわかりませぬ。
諸行無常でごさいませぬなっ!おしょうさまっ!







本日12/30は、2017年の最終営業でございます☆
いざっ!           
               ―――Bar Le Rentier  

Posted by Le Rentier   at 18:02Comments(0)◆独り言・・・雑感ドラマ

2017年12月29日

寒波とカンパリ

―――CAMPARI カンパリ。

イタリアのアペリティフのなかでも、最も知られたリキュール
である。



1860年、ピエモンテ州ノヴァーラのガスパーレ・カンパリ氏によって作られた。
ガスパーレの若かりし頃、トリノのバールで酒の勉強をし、その後ミラノで自分の
バールを開く、そこで開発されたリキュールは

「オランダ風苦味酒(ビッテル・アルーソ・ドランディア)」

という名前だったが、1882年にガスパーレ氏が亡くなった後、息子ダビデが
その名を「カンパリ」に変更した。

さて、今冬の爆弾寒波の夜には熱々のホットカンパリで温まりたい。



丁度井伊感じの金柑が入荷していたので・・・、
Hot Kinkan Campari ホット金柑カンパリにしてみた。

温めることでカンパリのキナ皮と、金柑のヘスペリジン皮の風味が一段と増す。
そんな一杯で、ゴイゴイスーな爆弾寒波を吹っ飛ばしたいものだ。





  

Posted by Le Rentier   at 04:26Comments(0)◆LIQUEUR◆COCKTAIL

2017年12月28日

藤右衛門

人間の便利がひとつ増えると自然はふたつ壊れる。
                  ―――16代目佐野藤右衛門。

先代は京都円山公園の枝下桜を育てた桜守り。
90歳を迎えた今も嵐山の造園で桜を育てながら肌で感じた自然破壊の
現状を説く。

気は長く
心は丸く
腹立たず
口慎めば
命長かれ






◆◆◆Bar Le Rentier 年末・年始 営業時間のお知らせ◆◆◆

12月31日(日) ~ 1月4日(木)までお休みいただきます。
年始は1月5日(金)から通常営業させていただきます。

新しい年が、
笑顔のあふれる輝かしい一年になりますように心より祈念致しております。
2018年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
            
               ―――Bar Le Rentier 店主敬白


  

Posted by Le Rentier   at 03:54Comments(0)店主敬白◆歳時記と花鳥風月

2017年12月27日

わたしが竜宮小僧だったとき

夕べ にわかの雨(あま)あがり
まろい かむろ 幼な子の
問わず語らず 草しごと
日暮れて さて おらぬ

ヤ―ライヨーライ
笑うてくらりょ
笑うてくらりょ
ヲシドリ歌うごと
ヤーライヨーライ
いかずち みずち
いのち あめつち
月夜(つくよ)にあざなえて 

―――歌手:柴咲コウ/作詞: 森下佳子・菅野よう子/作曲:菅野よう子





「わたしが竜宮小僧だったとき」を歌う柴咲コウのしっとりとした歌声は
駆けずり回る竜宮小僧の姿が見え隠れするようで・・・、

小野但馬守政次が、

折れた脚を引きずりながらも真っすぐな目をして処刑場に
向かうあの場面
で、印象的に使われていた曲だ。

でも、想いは決してあの悲劇には留まらず・・・、
その後に決意と希望に満ちた「団」の力強いアレンジに続いてゆく・・・。

「途方もない夢」を紡ぎ、繋いでゆく直虎の、万千代の、井伊谷の人々
一人ひとりの姿が浮かび上がってくるような音楽だ。

おとわが成長した山の松を甚兵衛に報告し
家康が駿河を取った祝杯を、信康と瀬名に静かに捧げるとき

断固として戦わない生き方は決して「途方もない夢」ではなく
「やってみねば、わからぬではないか!」、と・・・、

これほど心奮えた大河ドラマには、出逢ったことがない。



あはれ小僧は土のした
かわのみそぎにうたわれて
いざやこの身を水としよ
つきぬ泉となろ
とわの泉となろ



◆REGEND of Ryugukozo= 竜宮小僧の伝説 MOCKTAIL
 甘 酒               45ml
 フレッシュ・グレープフルーツJ   20ml
 フレッシュクリーム        20ml
 エルダーフラワー・シロップ    1tsp
 *シェークして大きめのソーサー型シャンパングラスに注ぎ、カンパリを1スプレーする。

  


Posted by Le Rentier   at 04:08Comments(0)◆COCKTAIL音 楽ドラマ◆MOCKTAIL

2017年12月22日

鏤めた言葉とトットちゃん


おとなは、だれも、はじめは子供だった。
しかし、そのことを忘れずにいるおとなは、
いくらもいない。
             


プロフェッショナルとは、

積み重ね努力することが創造の源であると知っている者。
誠実に挑戦し、持続する意思のある者。
そして、その成果を出すことのできる者。

これを、プロフェッショナルと申します。



我々の文化が、向上するか堕落するかはテレビジョンに掛かっています。
異国の者同士が、テレビジョンによってお互いを理解し合うことが出来たら
世界は何を手に入れることが出来るでしょうか・・・?


素敵な言葉が鏤(ちりば)められた昼ドラの

「トットちゃん」、いよいよ佳境である。





◆年内(2017年)の営業は 12月30日(土)迄でございます。

  

Posted by Le Rentier   at 14:23Comments(0)◆独り言・・・雑感ドラマ

2017年12月21日

Speak Low ②

不夜城上海に
おけるバー事情報告書用の、追加画像が送られてきた。


旧コースターやショップカード、ジャッキーチェン博物館のバッジetc


ウォッカとナンプラーのカクテル・・・、名前を憶えていない。



老若男女多民族がひしめき合う2Fのバー、バターラムとタイ風アイスティーに
タピオカを加えた「Sawadee-Cup サワディー・カップ」。



仕掛けのオンパレード。
わざわざ飛行機に乗ってでも行きたい・・・、Speak Low!



◆Speak Low
 19:00〜26:00
 复兴中路579号/02164160133
 10号線 新天地駅より 徒歩15分
 利用可能カード/銀聯カードのみ  

  

Posted by Le Rentier   at 04:54Comments(0)◆COCKTAIL◆飲み食い備忘録

2017年12月20日

Speak Low ①

眠らない街、上海の夜を満喫している酒徒から写真が送られて来た。

くすがっている酒場は、フレンチ租界エリア。
噂の「スピークロウ」でバッチリ酔いどれている。



しかし、仕事は忘れていないようだ。
メニューにはカクテル・スピークロウの価格をしっかりと捉えている(偉い)。



カクテル・スピークロウ・・・、



メインカウンターの雰囲気・・・、
そう、スパイ活動はこうでなくてはならない。



◆Speak Low
 19:00〜26:00
 复兴中路579号/02164160133
 10号線 新天地駅より 徒歩15分
 利用可能カード/銀聯カードのみ
  
タグ :Speak Low


Posted by Le Rentier   at 03:22Comments(0)◆COCKTAIL◆飲み食い備忘録

2017年12月19日

サンタとピートおじさん

大雪~冬至。

太陽が最も低くなり、昼が一番短く、夜が最も長くなる。
そんなジングルベルが街に聞こえて来る季節になると、すっかり二児の
パパになった男が、世界最強のビールを飲みにやって来る。



Samichlaus サミクラウス
・・・、スイスの方言でサンタクロースという。
毎年12月6日のサンタの誕生日に仕込み、翌年12月6日に売り出される。

BIG PEATビッグピートX'mas ・・・、アードベッグ・カリラ・ボウモア
ポートエレン!最早説明不要のヴァッテッド・アイラモルト。



何年か前の12月にココのカウンターで出会った彼女と結婚しやがった。
その後、調子付いて家も買いやがった。
酒癖は良くはないが井伊ヤツではある。

「ぐずぐず言って無いで早く女房子供の寝顔を見に帰れよ」

と、タクシーに押し込んだ。



  

Posted by Le Rentier   at 15:15Comments(2)◆WHISKY◆BEER◆歳時記と花鳥風月

2017年12月17日

サンタ色の金目鯛

伊豆からサンタクロースみたいな赤い金目鯛が届いた。



魚屋・魚時さんへ持ち込みプロの仕事をしてもらう。



一尾はお造りにして、一尾は煮つけ用に。



運転中にラジオから今井美樹の声が聴こえてきた。
気温は低いが、冬晴れの透き通るような声だった。
流れるクリスマスソングはユーミンの「恋人がサンタクロース」。

さて、折からのスキー人気を煽ったのが、ホイチョイ・プロダクション原作の
「私をスキーに連れてって」。
空前のスキーブームになり、週末はターミナル駅にスキーバスが溢れ、深夜の
高速道路はスキー場行きのクルマで大渋滞。
スキー場に繋がる関越道入口まで、東京の環状7号線を15キロ走るのに5時間も
かかり、ユーミンの音楽が流れるゲレンデに着いても、リフト1本乗るのに1時間
待ちは当たり前・・・。

当時のゲレンデ人口は1800万人、ちなみに今は800万人。

オヤジをスキーに連れてって!



本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ちしております。

Bar le rentier  

Posted by Le Rentier   at 19:03Comments(0)◆独り言・・・雑感

2017年12月16日

魚影の群れ

BS12で放送されていた「魚影の群れ(1983年・松竹富士 監督/相米慎二)」。



雄大なスケールとはこういう事をいうのであろう。
下北半島の厳しい自然、男と女、父と娘の生き様を描いた超大作である。

「そたらにマグロが大事なの。人間より、マグロが大事なの!」
「わかんねぇじゃ!漁師だけぇ、わかんねぇじゃ!」

と、鬼気迫る感情がほとばしるシーン。

若くしてこの世を去った夏目雅子の輝き。
幼い感じさえする元気溌剌なオーラを今更ながら垣間見た。

それにても、1983年の作品なのに相米監督を筆頭に、緒形拳も夏目雅子も
三遊亭円楽もレオナルド熊も下川辰平も今となっては故人である。
1950年代の作品ならばいざ知らず、あまりに早世が多いなあ・・・。



巨大マグロとの死闘に命をかけた男、大間の凄腕漁師の緒方拳・・・、かっこええ。







   

Posted by Le Rentier   at 06:22Comments(0)◆乱読観聴備忘録映 画