2010年10月01日

リキュールの最高峰

リキュールはもともと薬だった。
その代表が緑色の「シャルトリューズ」である。
製造現場は、修道院内部も400年間未公開。

リキュールの最高峰

グルノーブルから車で1時間、標高1000メートルの場所に
建つシャルトリューズ修道院。
35人の修道士のなかで3人の修道士だけがレシピを知る。

修道士たちは、独房のような部屋で寝起きし毎朝3時に起きて
祈りを捧げ、乳を絞り、畑を耕し、布を縫い、聖書を読み、再び
祈るといった、ストイックな生活を続けているという。

400年前とまったく同じように130種類のハーブを使いブレンド
もすべて修道士たちで行う。

彼らの宗教活動に必要な分だけをつくり続けるといった姿と
歴史は霧に包まれている。


アブサン同様、緑色の霊酒シャルトリューズを、仕上げの一杯にして
サッと引き上げる老若男女は、バーの使い方をよく知っている。

そしてバーでは、この「霊酒」を決して切らしてはならない。




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Posted by Le Rentier   at 02:11│Comments(0)◆LIQUEUR
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