2012年02月14日
ジャパニーズウイスキー今昔
【THE WHISKY/新潮文庫/1985年】
【美味しんぼ・第70巻/小学館/1999年】
その昔、日本の酒税法のカラクリは今冷静になって考えると
日本の酒造会社が食べていくためとはいえ、滑稽であった。
「20%が本物、80%はなんでもよい」そんな時代にそれらが
ウイスキーだと思って飲んできた日本のお父さんたち・・・、
実際そのお父さんたちは、その酒を飲みつつ高度経済成長を支えてきた。
今、我々が普通にマッカランやザ・グレンリベットをカウンターに並べて
飲める自分たちは恵まれているかもしれない。
【間違いだらけのウイスキー選び/三一書房/1977年】
【ジャパニーズウイスキー(とんぼ本)/新潮社/2010年】
「本物の純粋のスコッチウイスキーは、典雅で繊細、かつ力があって、
真に生命の水と呼べるものだ。日本のウイスキー会社も、一層の努力
をして、生命の水を追求してもらいたいものだ。」
美味しんぼの海原雄山の言葉である。
カウンターに立つ我々は、間違いの無い酒を普通に提供しなくてはならない。
本当の意味での「何も足さない、何も引かない」の言葉通りに―――
Posted by Le Rentier at 18:16│Comments(0)
│◆WHISKY