2011年04月25日

穀雨  霜止出苗

穀雨

七十二候  次候  第十七候

霜止出苗 ( しもやみて  なえいずる )
ようやく霜も終わりの頃となり  苗代では稲の苗が生長する時季



霜が発生する様子を 
「 降りる 」 と 表現した日本人の感性 ・ ・
これも深めていきたい言葉のひとつである

その霜が止んで  なえいずる候をむかえると農家は  
田植えが近づいたことを知り  いそいそと田植えの準備に入る
初夏の太陽が降り注ぎ  たくさんの水が張られた田んぼは
イキイキとした姿を  魅せるから不思議だ

穀雨  霜止出苗



早乙女の股間もみどり透きとほる      森 澄雄 ( 1919-2010 )

早乙女が  足首を田んぼに入れ  股を大きく開いて田植えすると
モンペのその狭い 「 股間 」 の空間に  みどりが広がる
昭和な時代の田園 ・ ・ ・
どことなく  長閑なエロティシズムがある






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Posted by Le Rentier   at 15:18│Comments(0)暦あれこれ
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