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2024年03月19日

まだぁ、来るわ

60歳、福井の地で定年を迎えたお父さん。

この春、再雇用で浜松へやって来た。
マルスモルテージ越百のトワイスアップを飲みながら
「天竜川駅の近くでアパートを借りたんだぁ」
と北陸訛りでつぶやいた。

訊けば、60年の人生で初めて福井を出てきたという。

「篠ケ瀬って中央区っていうけど地図アプリに無いんだぁ?」
「あ、令和6年から区割りが変わったばかりですので間に合ってないと思いますよ」
「そういうごとかぁ〜」
「篠ケ瀬は、旧東区ですね~」



そんな会話で夜が更ける頃には、ジョニ赤の水割りを二つ飲み干して

「まだぁ、来(ぐ)るわ」と帰っていった。

4月からの浜松での単身新生活、愉しんでくださいませ。



静岡県のオトコ、単身赴任メシはコチラを参考にどうぞ・・・。


  

Posted by Le Rentier   at 23:09Comments(0)◆WHISKY◆独り言・・・雑感

2024年03月08日

パイパイと医療費領収書と道路交通情報と奇跡の地球(ほし)

昼間のラーメン屋で勘定を PayPay でしていると、後ろに並んだスポーツ新聞
を小脇に挟んだ咥え楊枝のオジさんが「お、パイパイ使えるのか!」と呟いた。

老母の医療費領収書の山を整理出来ずに、とっ散らかっている。



AM ラジオでパーソナリティーが「道路交通情報センターの○○さ~ん」と
呼びかけて、高速道路情報に切り替わると無性に行楽の虫が騒ぐのである。

すると平成の名曲・・・、桑田佳祐とミスチルの



奇跡の地球(ほし)1995年
が流れてきた。

1995年、みんな何してたぁ?
え―――っ、生れてないの!



つ~訳で、確定申告を済ませたら行楽の虫に餌を与えなければならない。


  
タグ :奇跡の地球


2024年03月06日

作左の森

保健所で営業許可証を受け取り、税理士に書類を届けたその足で



開催中の第71回市展(3月13日㈬迄:浜松市美術館)を観賞(無料)
した。


本当の意味で絵画として存在するためには、その作品が唯一で再現不可能な
ものとなる必要がある。
これは探して見つかるものではなく、すでに出会っているのである。
                              
                             ―――石黒賢一郎




さて、公園内の武家屋敷風の門をくぐって日本庭園を散策する。



作左の森の石畳が啓蟄の雨に濡れている。
下り坂に足を滑らせないように慎重になる。


  

2024年03月01日

レモングラスとホップ

「え?エビスってそんなに自由だった?」



と、本多忠勝公が呟くCMに絆されてエビス・シトラスブランを飲んでみた。



すると、斜め読みしている新書に挟まれた栞の言葉がツボる。



不易を知らざれば基立ちがたく、
流行を知らざれば風新たならず。          ―――芭蕉



先人が、奥の細道の旅を通じて会得した言葉だ。

時代を経ても変わることのない本質的な事を知らなければ基礎は
できあがらず、変化を知らなければ新たな展開を生み出すことは
できないという。

「その本質は一つなり」

両者の根本ひとつである。



「流行(レモングラス)」という具体と「不易(ホップ)」という抽象。
その往復運動を繰り返すことで、私たちは時代の流れを知り、ビジネスの
道筋を見極めることができるのではないか。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays


  

Posted by Le Rentier   at 02:17Comments(0)◆BEER◆独り言・・・雑感

2024年02月21日

春の日や

―――雨水。

菜種梅雨のような雨があがるとまるで初夏?のような暑い気温。
それは、日が暮れてもなお、蒸し暑さを引きずっていた。



二月にエアコンを切り、エントランスを開け放って営業する夜が
おとずれるなんて・・・、
と思いきや束の間、二日と空けず降りだした。



   A day of spring ;
In the garden ,
    Sparrows bathing in the sand.   

春の日や庭に雀の砂あひて      ―――鬼貫



春の日
庭で すずめが 砂あそびしてる


 

とは、ならず・・・、またもや早春の雨、雨、雨。



#OPEN 18:30-24:30(LO.23:30)Irregular holidays