2014年02月28日

洟垂れ小僧



自身の誕生日月が2月の今月は何気にアクティブであった。

午年の今年2014年、丙午(ひのえうま)の同級生たちと話していて自分も
次に年男を迎える時は還暦だって気付かされた。 


60歳の自分なんて
未だにまったくイメージできないが、還暦を越えてなお活躍する先輩たちからは、
40代後半から50代前半が人生の勝負だと、ご教授いただくことが多い。
「 四十にして惑わず。 五十にし て天命を知る 」なんて昔の偉いヒトは言ったが
相変わらず迷うときゃ迷うし、40、50は洟垂れ小僧で
天命なんておこがましい ・ ・ ・ 。


まぁね ・ ・
さまざまな変化と対峙しながら、人生の総仕上げをつかむための12年となるのだろう。
その新たなスタートとなった一年もすでにふた月経過、もう3月だ。

楽しみながら笑いの溢れる時間を刻みたい。





  

Posted by Le Rentier   at 17:45Comments(0)◆独り言・・・雑感

2014年02月28日

五反田と渋谷の夜

数年前、ラーメン屋で読んだスポーツ新聞に紹介されていたバー。
なんとなく気になっていて、その五反田にある「原価BAR」に冒険しに訪れた。



入場料1,500円を支払うと、全てドリンクもフードも原価で楽しめるという。
さて、安いのか・・・、うん、安いのだろう。

そして移動したのは、渋谷。
渋谷のセンター街といえば、中高校生であふれかえり、ファッションや音楽など
独特の文化を産み出して来た発信地である。
スクランブル交差点は今や世界で一番有名な交差点だ。

おっさんが、
センター街を歩くと、いささか違和感満載だったが、そんなこんなで辿り着いたのは
雑居ビルの8階「コレオス」さん・・・、来月3月で閉店するという。
ならば、オーダーは当然マティーニだ。
コレオスのマティーニは一杯で天国、二杯で極楽、三杯も飲んだらハチ公前の
植え込みで夢の世界へ旅立つとか・・・。





さて、旧友と飲む酒の酔いほど乙なのである。
酔っ払い二人は、次に渋谷警察署を目指して歩きだす。



今夜、渋谷で飲むと決めたのは、ここ「石の華」のカクテルにある。
眩しいほどの若き実力者の輝きに触れてみたかった。
最終電車の時間を気にしながらも店主のお話しを伺って、今、わざわざ
バーラヴァが足を運びたくなる理由が解った。

たのしい一夜であった。




◆原価BAR
 東京都品川区五反田2丁目5-8野津ビル2F・3F
 03.6417.9909

◆コレオス
 東京都渋谷区宇田川町28-1高山ランド第15ビル8F
 03.5459.1757
 ※2014年3月末で閉店。マスターの出勤時間は、火・金曜の20時頃~。

◆石の華
 東京都渋谷区渋谷3-6-2第二八木ビル地下1F
 03.5485.8405











  

Posted by Le Rentier   at 03:19Comments(0)◆COCKTAIL◆飲み食い備忘録

2014年02月23日

浜松シティマラソン

春を通り越して初夏のような行楽日和。

第10回浜松シティマラソン・ハーフ部門にエントリーした旧友を
応援しに板屋町へ ・ ・ ・ 。
予定通り9時、浜松市役所前よりスタートして先頭はたった3分後に
ホテルクラウンパレス浜松前を通過した(なんて速いんだ)。



やがて、札幌から参戦の旧友も先頭集団に続いて現れた。
コース途中の起伏がチョットきつかったと言っていたが



四つ池公園陸上競技場には目標の1時間30分を切ってゴールした。
アラフィフなのにアッパレだねぇ ・ ・ ・ 。



さあ、レース後はさわやかの「 げんこつハンバーグだぁ! 」




本日は、定休日でございます。
明日2/24(月)は臨時休業致します。

Bar le rentier 店主敬白

  

Posted by Le Rentier   at 21:11Comments(0)Jogging

2014年02月22日

遠き昔



昔馴染の忘らるべきや、心に思ひ起こさずに。
昔馴染の忘らるべきや、また遠き昔のことの。

いざ遠き昔のために、君よ、いざ遠き昔のために、
我等友愛の杯とらん、いざ遠き昔のために。     
        
             ―――ロバート・バーンズ 中村為治訳「 遠き昔 」



北の大地から昔馴染みの友がやって来た。
今年10回目になる浜松シティマラソンを走るために。
札幌は吹雪いて飛行機が飛ぶかわからなかったが無事に名古屋に降り立った。



一、良酒あらば飲むべし。
一、友来たらば飲むべし。
一、のど渇きたらば飲むべし。
一、乾くおそれあらば飲むべし。
一、いかなる理由ありといえども飲むべし。

             ―――ヘンリ・オールドリッチ博士/18世紀オクスフォード大学




鰻を喰った後は、カウンターを挟んでの

「 我等友愛の杯 」 ・ ・ ・ を交わす時間である。








2月23日(日)、2月24日(月)は休業致します。
Bar Le Rentier 店主敬白









  

Posted by Le Rentier   at 22:20Comments(0)◆独り言・・・雑感

2014年02月21日

春水漾虚碧



春水漾虚碧(しゅんすいきょへきをただよわす)

前句の、
春山畳乱青(しゅんざんらんせいをたたみ)と対を成す後句。

春になり山は青く木々が萌え、
雪解けで水の増した川面は深い碧を湛えている。

わずかの乱れもなく静かに整えられた心のあり方が、一点の濁りもなく
清らかに広がる春の日の情景に託されている。          ―――虚堂和尚語録


アディダスの紐をキュッと結んで、農協と信用金庫と銀行とお寺までの
道をゆっくりと歩いてきた。
吹く風は冷たいが、本堂の陽だまりに佇むと春の陽気である。


キスアンドクライ ・ ・ ・ 真央ちゃんに、春のような笑顔が戻った朝は清々しい。




2月23日(日)、2月24日(月)は休業致します。
Bar Le Rentier 店主敬白


  

2014年02月20日

抱影

【抱影/北方謙三著/講談社】

赤レンガ倉庫。
関内のバー。
運河に映るハーモニカハウス。
こんな愛しかた、だれにもできない。

「抱影」

帯に書かれた言葉につられて、
北方ハードボイルド原点の街、横浜を舞台に描く純愛小説! に浸る。

北方ハードボイルドは大人のたしなみ・・・?なのか。





  

Posted by Le Rentier   at 02:55Comments(0)◆乱読観聴備忘録活字中毒

2014年02月16日

タモリの名言

―――日曜日。

最近、笑っていいとも増刊号を観ている。
たくさん未公開トークを放送してくれて、ありがとう!
今週は、特に面白かったのはこれ ・ ・ ・

林先生の心に響いた「 タモリの名言 」を紹介



「 私のような有段者になると、酒を一滴も飲まずに泥酔状態になれる 」


う~ん流石、深い名言だねぇ ・ ・ ・ 。






本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。

Bar le rentier







  

Posted by Le Rentier   at 23:35Comments(0)◆独り言・・・雑感

2014年02月15日

鶯宿梅

立春大吉
梅に鶯。
花鳥風月はみな、人のつくった暦以上に季節を教えてくれる。



先週末に続いて今週末も、関東・甲信では記録的な大雪となった。
浜松は今回も雪でなく冷たい雨。

まだ寒いけれど、雨上がりの日差しにはほのかな春を感じ、午後に
歩いてみると梅はもう咲いていた。



―――松、 梅、 桜、 藤、 菖蒲、 牡丹、 
     萩、 芒、 菊、 紅葉、 柳、 桐。

日本には、一年に咲く花を元にした「花暦」というものがある。
花暦では、1月から、松、梅 桜・・・、と
其々の月に割り当て、これが成立したのは江戸時代だといわれている。

日本で古くは「花」というと梅を指していて、冬を乗り越え百花に先駆けて
咲くことから、季節の移ろいを表現する花として象徴的だったようだ。

梅に鶯」。

これ、じつはウグイスでなくメジロなのに、何故ウグイスなのか?

「鶯宿梅(おうしゅくばい)」という故事がある。
紀貫之の娘の屋敷の梅の木が、天皇家に召し上げられたときの話。
この梅を大切に育ててきた彼女は悲しみ、献上した梅の枝には文が
結び付けられていて

「勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかが答へむ」

という歌が記されていた。

「勅命ですから謹んで献上致しますが、宿にしていた鴬が、
   梅はどこにいったと、聞いてきたら私はなんと答えたらいいのでしょう」。

その風流に感動した天皇はその梅を「鶯宿梅」と名付けて元の屋敷に
戻したと伝えられている。

なんとも、なんとも「乙」な話しではないか。



そんな夜に、一杯いただいた梅酒は鶯宿梅。



◆「 鶯宿梅 」極上 梅酒/720ml /14%
 合同酒精株式会社





  


Posted by Le Rentier   at 18:28Comments(0)◆LIQUEUR暦あれこれ

2014年02月12日

Ch.La Tour du Pin ×  LEROY Pommard

―――美味いワインが飲める幸福感に包まれる夜。

サン・テミリオンの
最高峰、第1特別級Aのひとつに、「 シャトー・シュヴァル・ブラン 」がある。
そのCh.シュヴァル・ブランのオーナーが、シュヴァル・ブランの隣の区画で造る。



「 La Tour du Pin ラ・トゥール・デュ・パン 」

2006年ヴィンテージがファーストリリース。

彼の大志は、類の無いテロワールのもつ偉大な可能性を引き出すこと。
ピエール・リュルトンの推進力の下、シュヴァル・ブランのチームはその畑と
深い付き合いをすることにした。
葡萄を育て、醸造し、熟成させる。
それらの過程全てが、シュヴァル・ブランと同じ哲学をもって行われている。



今宵はそのファーストリリース2006とセカンドリリース2007の縦飲みで始まった。


そして、さらに堪能したのが数あるブルゴーニュのワイン生産者のなかでも、
トップブランドと称される名門ワイナリー 、Domaine LEROYルロワ




「 Pommard Les Vignots ポマール・レ・ヴィーニョ 2007 」

少し保管状態が悪かったのでとっとと飲んでしまえ~ ・ ・ って訳。

コルクを抜いたばかりは若すぎて酸味が強く、こりゃ駄目だと思いサンセールで
やり過ごしていたが、3時間程経ってグラスを手にすると見事に復活していた。

恐るべし、ルロワのポテンシャル!







◆CH.La Tour du Pin シャトー・ラ・トゥール・デュ・パン 2006/2007 
 生産者/ベルナール・アルノー、アルベール・フレール
 生産地/ボルドー・サン テミリオン
 葡萄品種/メルロ80%カベルネ・フラン20%
 750ml/フルボディ/特級AOC

◆Domaine LEROY Pommard Les Vignots ポマール・レ・ヴィーニョ 2007
 生産者:ドメーヌ・ルロワ (Domaine Leroy
 生産地:フランス、ブルゴーニュ、コート・ド・ボーヌ 
 葡萄品種:ピノ・ノワール100%
 750ml/フルボディ/特級AOCポマール
  

Posted by Le Rentier   at 05:14Comments(0)◆CHAMPAGNE-WINE

2014年02月10日

夜の散歩



冬、吹く強い風は広大な遠州灘海岸の砂丘に美しい風紋を作り出す。
この「 遠州のからっ風 」と呼ばれる北西の強い季節風に吹かれると、
体感温度は実際の気温以上に寒く感じられる。

そのからっ風に負けずに、夜のウォーキングに出掛けた。
巨大なショッピングモールの灯りに照らされた川面を横目に



歩き疲れて給水に立ち寄ったのは、浜名湖畔にある止まり木。



―――Bar Savigny バー・サヴィニーさん。



昨年にオープンして今夜が206日目だそう。
暖かい暖房の効いた店内に、砂漠のオアシスさながらの癒しを感じる。
冷たい乾燥した空気にやられた喉の渇きをジン&トニックで潤し、やがて
悴んだ指先に体温が戻ると、ホヨーのペティロブストに火を点ける。

そんな、肉体と神経が弛緩していく感覚が好きなのである。

たまに味わうこんな時間が乙なもの ・ ・ ・ 。





本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。

Bar le rentier
  
タグ :Bar Savigny


Posted by Le Rentier   at 00:19Comments(0)◆飲み食い備忘録◆CIGAR