2014年02月10日
夜の散歩
冬、吹く強い風は広大な遠州灘海岸の砂丘に美しい風紋を作り出す。
この「 遠州のからっ風 」と呼ばれる北西の強い季節風に吹かれると、
体感温度は実際の気温以上に寒く感じられる。
そのからっ風に負けずに、夜のウォーキングに出掛けた。
巨大なショッピングモールの灯りに照らされた川面を横目に
歩き疲れて給水に立ち寄ったのは、浜名湖畔にある止まり木。
―――Bar Savigny バー・サヴィニーさん。
昨年にオープンして今夜が206日目だそう。
暖かい暖房の効いた店内に、砂漠のオアシスさながらの癒しを感じる。
冷たい乾燥した空気にやられた喉の渇きをジン&トニックで潤し、やがて
悴んだ指先に体温が戻ると、ホヨーのペティロブストに火を点ける。
そんな、肉体と神経が弛緩していく感覚が好きなのである。
たまに味わうこんな時間が乙なもの ・ ・ ・ 。
本日は、定休日でございます。
またの、ご来店をお待ち致しております。
Bar le rentier