お彼岸が、ソコまで来てるってぇのに居座った夏空が暑苦しいですなぁ。

先日、バブリーなボトルデザインの1980年代ホワイト＆マッカイ21年を
空けた先生がチョイスしたのは・・・、



Mc GIBBON'S GOLF マックギボンズ・ゴルフクラブ。


コチラは、1970年代のリリース。

さてマックギボン家は、スコットランド西部のキンタイア地方に多い家名
である。

ウイスキーはピート香がのったデラックス品で、スコッチファンの嗜好を
充分に考慮していて、ハウス・オブ・ピアーズやキング・オブ・スコッツ
を展開しているラング社の子会社である。


バニラやカラメルの甘い香り、麦芽の甘さや蜂蜜のニュアンスを感じる
味わいは、ロックでも水割りでもイケますなぁ。


  

記録に
よるとウイスキーのホワイトホースは、ナポレオンの時代にエジンバラの
キャノンゲート地区にあるホワイトホース館において最初に飲まれた。

この館は当時、ホワイトホース社の設立者、マッキー家が所有していて
人々の会合の場として、たいへん活況を呈していた。

また、当時エジンバラとロンドンとの間には、週二回駅馬車が走っていた
が、ホワイトホース館はこの駅馬車の出発点にもなっていた。



この様子がホワイトホースの裏ラベルに明快に綴られている。

ホワイトホース館にまつわる話は多々あるが、史上有名な1745年の
ボニー・ プリンス・チャールズの反乱の際に、将軍たちが会談した場も
この館、飲み交わした酒も「ホワイトホースウイスキー」であった。

このように、今日、私たちの手許にあるホワイトホースウイスキーの源を
ホワイトホース館にまでさかのぼることができるのは、実に興味深い。



マイ・ボニー「水の向こうの王へ乾杯！」


  

若葉が雨にうたれ、すっかり一人前の青葉になった。
夏草もみるみる伸びて、歩くとむっとする青い匂いがする。

太陽が最も高く昇り昼が一番長く、夜が一番短くなる季節。



あっという間に一年の半分が過ぎ去り、あっという間に
Le Rentierで迎える十九回目の感謝する夏がやって来た。　　　

19年目・・・、

相変わらず黒い服が脱げずに36年、青葉のようにみるみる伸びて・・・、
とはいかずとも店も、人も雨にうたれ、少しは一人前に成ってきて
いるのだろうか。



さて、今月は18周年を祈念して【30ml／2,000円 ⇒ 1,000円　】 で、


インペリアルと冠したスコッチウイスキーの18年モノを開封す。

「CHIVAS IMPERIAL 18 Year Old」

バブル末期の懐かし～い90年代流通品、最早オールドボトルである。

香りは華やかで、スモーキーかつフローラル。
グレンキースが強いと感じられ、桃感とトウモロコシ感。
味わいは甘味が強い、甜菜糖の甘さ。
花梨や桃と言ったフルーティーさ、スモーキーと煙の苦味。
少し蜜蝋。

90年代・・・、
サッカー日本代表がW杯に初出場したのが98年フランス大会。

何してましたかな？
(◎o◎)えぇ・・・？
生れてないの・・・！



芸術は長く人生は短し、この一杯を飲む時間くらいはある。


  

お酒をすすめ、お料理を味わって頂く。
もしこれだけのことでしたら、板前さんの腕で勝負は決まってしまいます。
心すべきは、ご接待の仕方いかんで味が変わってしまうということの“危うさ”
です。つねに、芸の心をもってしたいと思います。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　――― 不二丘　岡田よ志子

かつて、こんな言葉を残した女将がいた。
女将はシーバスリーガルの水割りをこよなく愛した。





行いはおれのもの、
批判は他人のもの、
おれの知ったことじゃない。

自分の行動は自分で制御できるが、それに対する他人からの批判は
制御できない。だったら、気にせずに思う存分にやればいい。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　―――勝海舟（1823～1899）

コロナ禍の禁酒法の所為にしたくはないが、ハムスターの
ような毎日を過ごしてきて肉体のツケが払えない。



蒸し暑いですなぁ・・・、小満、夏がやってきますな。


  

―――ヴァージン15年 VIRGIN 15y.o.／50.5%

マニアックな若きウイスキーラヴァが、バーボンリストから
目ざとく喰いついた酒。





香りはこってり、香ばしい、マンゴー、バナナ、苦みが出てきて
重みがある。
アタックもあり植物的。

古今東西、絶滅危惧酒バーボンウイスキー・・・、
年の瀬に、あと何杯グラスに注げるか？



＃OPEN 18:30-24:30（LO.23:30）Irregular holidays


  

大寒だもんで、ど寒いら。

静岡県も、まん防2022秒読みじゃん。



さても、さても・・・、
昨夜、魔が刺して開封したのはザ・マッカランが2015年に空港免税店
向けにリリースした、「Rare Cask Black レア・カスク・ブラック」。



このボトルは、1945年にピートを焚いて蒸留して仕込んでいた時代の
原酒を一部使用したことで、ほのかにスモーキーな要素を纏っている。

ヨーロピアンオークとアメリカンオークのファーストフィルのシェリー樽、
約100樽からボトリングされた。

熟成年を謳わないノンエイジではあるが名実ともに近代マッカランの
最高峰クラスに位置付けされる特別仕様のマッカラン。



スコッチウイスキーとは、私にとって、 いわゆる
躾（しつけ）の一つだった。 　　　　　　　　　―――ジョン・ラモンド



＃OPEN 18:30-24:30（LO.23:30）Irregular holidays


  

いたコニャック、「みんなで飲んでくれ！」って



龍己（藤竜也）爺さんのコレクションだということが

「証明」

された放送週であった。
なんと世界の銘酒ラーセンのアテは「気仙沼の焼き牡蠣」って



ど羨ましいら！

#緊急事態宣言 Day38.




静岡県の休業・営業時間短縮の協力要請に基づき

8月20日（金）～ 9月30日（木）

まで休業いたしております。　　　　　　　　　店主敬白


  

＃緊急事態宣言　Day8.


映画を観ない夜はない。


「The Hustler ハスラー（1961年）」は、



ウォルター・テヴィスの小説の映画化作品で、若き日の
ポール・ニューマンの出世作である。



打ちのめされながら成長していくエディを、ニューマンは
実に印象深く演じた。


久々に、J.T.S.ブラウンでも飲りますか。




静岡県の休業・営業時間短縮の協力要請に基づき

8月20日（金）～ 9月12日（日）

休業いたしております。　　　　　　　　　店主敬白


  

―――確か・・・、この辺にあったと思うんですが。



そう言いながら古いバーボンを取り出すと、某銀行支店長は感嘆の声を上げた。



オールドフォレスターは言わずと知れたブラウン=フォーマン社の看板製品。

特にそのボトルド・イン・ボンド規格の物は銘酒の誉れ高くバーボンファンの
お気に入りである。

1920年～1933年の禁酒法の間も医薬目的のための販売を認められたブランド
の1つで、1870年代に発売されてから現在まで継続している正にお手本バーボン。

なのに日本での知名度はジムビームやファアローゼズ、IWハーパーに較べると
やや低いのが残念。



ラベルにはブラウンの手書きで、「このウイスキーは当社単独で蒸留したもので、
豊かな味わいとすぐれた品質は保障付きです」と書かれ、最後に・・・、



「There is no thing better in the market（市場にてこれに勝るものなし）」

と記されアンダーラインまで引く徹底ぶり。



支店長・・・、青春の一本で思い切り弛緩してくだされ。



＃OPEN 18:00-24:00（LO.23:00）Irregular holidays


  

夏休みを利用しての Go To 浜名湖。

で、「浜名湖で勝負に負けた！」という富士宮からやって来た若き酒徒。
その夜、彼が飲んで唸ったのが・・・、



ジョニ黒12年とシーバスリーガル12年のオールドボトル。


人心地ついた頃合いに、さてさて、この後どうしたものかと思案に暮れる。
予定の無い旅ならば、「豊橋まで足を延ばすってのはいかがでしょうか」
とお節介をやいてみた。

店主の言葉通り向かったのは20’S BAR IROHA さん
好い酒飲んで・・・、

「明日のランチは鰻だ！」と言ってたけど喰えたかな？



＃OPEN 18:00-24:00（LO.23:00）Irregular holidays