2010年11月17日

金盞香

七十二候  末候  第五十七候

金盞香(きんせんこうばし)冬の気配さらに強くなり
水仙(すいせん)の花も咲き出す時季。

金盞香

七十二候(しちじゅうにこう)とは  
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ
二十四節気をさらに約5日ずつの3つに分けた期間のこと。



神秘・うぬぼれ・我欲・利己主義・自己愛・エゴイズム。

Narcissusという学名は、ギリシャ神話に登場する美少年ナルキッソスに由来する。
神話によるとナルキッソスは、その美しさにさまざまな相手から言い寄られたが
高慢にはねつけ恨みを買った。

ついには、そんな彼への呪いを聞き入れた復讐の女神「ネメシス」により
水鏡に映った自分自身に恋してしまった。
水面の中の像は、ナルキッソスの想いに決して応えることはなく、彼は
そのまま憔悴して死ぬ。  

そして、その身体は水辺で俯きがちに咲くスイセンに変わった・・・、という。  



酒場のカウンターに、俯きながらへばりつき発揮する人々の自己愛・・・、
最後の一杯で勇気をもって、それぞれに帰れるってイイじゃないか。







同じカテゴリー(暦あれこれ)の記事
春の日や
春の日や(2024-02-21 18:31)

籠城明け
籠城明け(2024-01-05 01:31)

ENGINE
ENGINE(2023-09-21 15:58)

二百十日
二百十日(2022-09-02 16:49)


Posted by Le Rentier   at 15:33│Comments(0)暦あれこれ
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
金盞香
    コメント(0)