2011年09月09日

白露  草露白

白露

七十二候  初候  第四十三候

草露白(くさのつゆしろし)。
草に降りた露が白く光って見える時季。


明方、パラパラと雨が降った。
その雨は降り続くことなく夜明けとともに、それは一瞬のものだった。  


白露も夢もこの世のまぼろしも
       たとえていえばひさしかりけり    和泉式部

白露  草露白

夢、この世、まぼろしと一緒であって、日が昇るにしたがい
残暑の現実がある。


夕方、農道をかるく走っていると草叢からは秋の虫の音、樹上からは
名残惜しむかのような晩夏の蝉の声が折重なる。


夜は、空気が透明になり、月明かりが鮮やかさを増す。
中秋の前半は白露、後半は秋分。






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Posted by Le Rentier   at 17:59│Comments(0)暦あれこれ
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