―――大暑。

今年は、庭先のオクラが元気だ。
さて、多くの野菜は垂れ下がって実を付けるが、オクラというのは天に
向かって伸びていく。



そして成長が早く、収穫を1日延ばすと一気に大きくなり過ぎてしまう。
そんな姿からもオクラのパワーを感じとれる。

オクラを切ると、五角形の断面が現れ、ヌルヌルとしたヌメリがでてくる。
このヌメリは、ムチンやペクチン、ガラクタンなどの多糖類だという。

これらの成分には、血圧を下げる効果のほか、腸の中で糖質を包み込んで
吸収を抑え、食後の血糖値を下げる働きがあるらしい。
インスリンの働きをよくするマグネシウムや、インスリンの合成を促進する
亜鉛、神経を穏やかに保つカルシウムなどのミネラルにも富んでいる。

となれば、

モロヘイヤなども同様に、世の炭水化物大好きだけど制限されている
「2型糖尿病のおとうさんたち」には、モッテコイの野菜ではないか。

五角形・・・、
ん？
そういえば、五角形、星型の五稜郭をとりあげたブログを読んだ記憶がある。
五角形、星形の城の起源は、16世紀頃のヨーロッパ、戦乱の相次ぐ中で
町全体を城壁で囲むなど「城郭都市」が数多く造られたとある。
やがて、銃や大砲が発達してくるとこれに対抗して防御側の死角を少なく
する構造が考案されたそうだ。



そうか、人も城も理不尽な攻撃から自らを防御するには五角形、星型の
陣形が強～いということだな。



五角形の野菜はおとうさんたちの強～い味方ということだ。