2012年05月31日
夜を飲みほす

バーとは、
酒を味わうためでなく、話を楽しみにいく場所でもない。
恋人同士の距離を縮めるための道具でもない。
夜の気配を浴びにいく空間、それがバーだと私は思っている。
都会の夜は、いろんな物事があやふやで自堕落になる。
あやふやで自堕落な空気で磨かれた夜に時間を委ねるからこそ、
酒も会話もおいしくなり、恋人同士の距離も縮まる。
夜を飲みほすのに忙しくて、酒なんかつい脇役になってしまう。
それが理想のバーでの過ごし方だと思っている。
Posted by Le Rentier at 18:59│Comments(0)
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