2014年08月04日

貯清陰(せいいんをたくわう)

お釈迦様の弟子、目蓮の母親が死んだときに餓鬼道に落ち、苦しんでいるのを
助けてほしいと請い、供養したのがお盆の始まりだそうだ。

貯清陰(せいいんをたくわう)

さて、施餓鬼棚の仕度で篠を切ってきた。

施餓鬼とは、読んで字のごとく餓鬼にいろいろな飲食物を施すことをいう。
今の自分に与えられた命を尊び感謝し、家族の長生きを願う時間。


貯清陰(せいいんをたくわう)

貯清陰(せいいんをたくわう)


目の前の林には木が生い茂り、夏の盛りであっても涼しい木陰をたくわえている。
                           出典「 和郭主簿 」陶淵明

この句は四世紀中国の詩人、陶淵明が母を亡くした喪服期間に作った詩の一節だそう。
世俗の喧噪を離れたしずかな暮らしだからこそ感じる自然の豊かさである。


内施餓鬼クマ蝉ひぐらしアブラゼミ         瑠乱亭絵








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