2016年04月25日
緑色の霊酒
アルプスの中心地、グルノーブルは、今や近代都市であるが歴史は
遥かローマ時代に遡る。
ここ、旧司教館博物館の地下にはローマ時代の外壁や工芸品などの
遺産が今も眠るという。
古代の宗教
St.-Pierre de Chartreuse サン・ピトール・ド・シャルトリューズ。
グルノーブルの山岳部の街、シャルトリューズ。
ここは、アルプス山麓の氷河期に形成された地だ。
この建物は・・・、
カルトジオ会のラ・グランド・シャルトリューズ修道院。
カルトジオ会は1084年に創設されたという。
ケルンの大司教ブルーノが、この地に修道院を建てたのが始まりとされる。
1605年、アンリ4世の式武官マレシャレ・デストレが、パリの修道士に
ある処方を渡した。
その処方を受け取った修道士はそれを修道院に送り、1737年神父の
ジェローム・モベックが薬草からエリクシルという不老不死の薬を製造した。
やがて、薬は1764年に「シャルトリューズ・ヴェール」となり、その後、
続いて誕生したのが1838年の「シャルトリューズ・ジョーヌ」だ。
現在では近隣の町ヴォアロンで製造されている。
奥行164メートルもあるという貯蔵室にはロシア、ハンガリーのオーク樽に
シャルトリューズが眠る。
めっきり春めいて日差しが暖かいけど埃っぽい、こんな季節の夜には爽やかな
ヴェールを使ったスプリング・フィーリングが気分だ。
そいつをハイボールにしよう・・・、と思ったが気が変わって
モヒート仕立てにした。
もう気分は心浮き立つ初夏。
花鳥風月を愛でるには最高の季節だ。
【 2016 GWのご案内 】
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