2018年01月13日

ルバイヤート × シグネット

2018年が明け、理不尽だらけの日常が戻ってきた。
そんなときに読みたい文章はオマル・ハイヤームの

「ルバイヤート(岩波文庫・小川亮作訳)」だ。

ただの快楽主義ではなく、人の世の過不足ない真実を知らせてくれる。

生まれて、苦しんで、老いて、死ぬ。
それ以外の人生を生きる者はいない。

現実の奥底には虚無しかないのだから、つまらぬことには
こだわるのをやめ、美と酒を究め、愛と真実の今を生きよ。
と、丈高い見事な切れ味の「四行詩」でそう呼びかけてくる。

ルバイヤート(四行詩)を読むと、天井が抜けて青空が広がるような
爽快さが味わえる。

ルバイヤート × シグネット

さて、そんな文章のお供は・・・、
GLENMORANGIE-SIGNET グレンモーレンジ・シグネット。

グレンモーレンジ蒸留所の、天井が抜けそうにノッポなポットスチルは、
スコットランドで最も背が高いことで知られている。

ルバイヤート × シグネット

5.14メートルにもなる銅製の首は、大人のキリンと同じくらいの高さだ。
その高さが最も軽くてピュアな蒸気のみを上まで登らせ、なめらかで
エレガントなウイスキー原酒をを作り出す。

モルト好きも、そうでない御仁も唸るシグネット。
注がれたシグネットは、濃い官能的なフレーバーがグラスから立ちのぼり、
ヴェルヴェットのようなテクスチャーがあふれ出す。



おお、七と四*の結果にすぎない者が、
七と四の中に始終もだえているのか?
千度ならず言うように酒を飲むがいい、
一度行ったら二度と帰らぬ旅路だ。


*七と四・・・七天と四元素。



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