春、埃っぽいなぁ。

「マスター・・・、このおしぼりの香りって何ですか？」
「ベルガモットですねぇ」





フレッシュで清々しい香りの「ベルガモット」。
世界のベルガモット精油の90％は海沿いの小さな町、イタリアのレッジョ・カラブリアで
つくられる。

カラブリア州のレッジョはイタリア半島の先端、長靴のつま先辺りにある町。



対岸にシチリア島を望む地域がベルガモットの一大生産地だ。
今期ジュビロ磐田で10番を背負う中村俊輔が、2002‐2005に所属していたクラブ



レッジーナ（現ASDレッジョ・カラブリア）がある町である。


ベルガモットは、「Citrus bergamia」という学名のミカン科の植物である。
3～4mほどの常緑高木で、ライムに似た色の果実を付ける。精油は完熟
する前のまだ実が青い時に、その果実の皮から圧搾法で抽出される。

イタリア以外に、モロッコ、チュニジアなどでも生産されている。
柑橘系ならではのフレッシュで清々しい香りで、甘さも感じられることから、
人気のある精油だ。

香りは立ち上がりが早くて、やや長続きするタイプ。
主要成分は酢酸リナリルとリモネンがおよそ7割、残りはリナロール、
ベルガプテンなど。

鎮静作用と気分を高揚させる作用をあわせ持つので、怒りや不安、ストレス
などの負の感情を取り去り心を癒す効果がある。
相性の良いのはカモミール・ローマン、ローズマリー、クラリセージなど。


春、埃っぽいなぁ、も～。